宜野座村議会 > 2021-09-08 >
09月08日-02号

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  1. 宜野座村議会 2021-09-08
    09月08日-02号


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    最終取得日: 2022-12-30
    令和3年第11回定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                                ┃┃              令和3年第11回宜野座村議会定例会会議録               ┃┃                                                ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日 │           令 和 3 年 9 月 7 日           ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃  招 集 場 所  │         宜 野 座 村 議 会 議 事 堂           ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 議│  令和3年9月8日 午前10時01分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┃          ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃  及 び 宣 言  │散 会│  令和3年9月8日 午後4時39分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │  仲 間 信 之  │ ○ │ 9 │  當 眞 嗣 則  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃          │ 2 │  津嘉山 朝 政  │ ○ │ 10 │  伊 芸 朝 健  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席   11 名 │ 3 │  新 里 文 彦  │ ○ │ 11 │  小 渡 久 和  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席   1 名 │ 5 │  照 屋 忠 利  │ ○ │ 12 │  当 真 嗣 信  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃  凡   例   │ 6 │  眞栄田 絵 麻  │ ○ │ 13 │  石 川 幹 也  │ ○ ┃┃○    出  席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△    欠  席 │ 7 │  平 田 嗣 義  │ ○ │   │          │   ┃┃×    不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │  山 内 昌 慶  │ △ │   │          │   ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───┨┃          │ 9 │   當 眞 嗣 則     │   │              ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────┨┃          │ 10 │   伊 芸 朝 健     │   │              ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│  北 城   暁                     ┃┃          ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名  │主     任│  松 田 聖 希                     ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────┨┃          │村     長│  當 眞   淳  │村民生活課長 │  石 山   学  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │副  村  長│  下 里 哲 之  │健康福祉課長 │  平 田 義 史  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃地方自治法第121条  │教  育  長│  新 里 隆 博  │健 康 福 祉 課│  野 辺 あやの  ┃┃          │       │          │参     事│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │会 計 管 理 者│  当 真 涼 子  │農 業 委 員 会│  山 内 慶 一  ┃┃により説明のため  │       │          │事 務 局 長│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │総 務 課 長│  城 間   真  │産業振興課長 │  浦 崎 正 人  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃出席した者の職氏名 │企画課長補佐 │  宇 座 徳 彦  │建 設 課 長│  島 袋 光 樹  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観光商工課長 │  金 武 哲 也  │上下水道課長 │  仲 間 盛 雄  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観 光 商 工 課│  仲 間   出  │教 育 課 長│  當 眞   修  ┃┃          │参     事│          │       │          ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別 紙 の と お り                          ┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛            令和3年第11回宜野座村議会定例会議事日程(第2号)                                         令和3年9月8日                                         開 議 午前10時┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │          件           名          ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃  1  │        │一般質問(新里文彦・津嘉山朝政・眞栄田絵麻・仲間信之)      ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ○議長(石川幹也) おはようございます。本日の会議を開きます。(10時01分) △日程第1.一般質問を行います。  一般質問は会議規則及び申合せ事項により、答弁を含めないで30分以内とします。なお、1回目の質問は登壇して行い、2回目以降の質問は質問席で、答弁は自席で行うこととします。 通告順により順次発言を許します。 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) おはようございます。2日目のトップバッターとして、ヤーナレーフカナレーということで、議長のお許しをいただきながらおはようございますの挨拶をさせていただきました。入る前に私のほうからも、昨日多くの議員の方がコロナに対して役場全体挙げて、また医療従事者挙げて、感謝の意の挨拶をしました。私もそのことに対して感謝申し上げ、またこの役場の取組が12歳以上の方のクルーの、大幅に増やした接種も勤務外、また土曜、日曜と対応してくださいました医療従事者の皆さんに、対応していただき宜野座村民の健康、また大きな拡大につながらないような対応、本当に感謝申し上げたいと思います。また1点、去るお盆にこのコロナ禍、緊急事態宣言の中で漢那青年会が、やはり若者の企画、発想、またしんみりとした2021のお盆をエイサー曲、沖縄伝統曲を流しながら宜野座村を回っていただきました。家にいて、私などもやはりこういった曲を聞いて安心したというよりほっこりしたのと、また各家庭の御先祖さまも喜んだのではないかと思います。ぜひ村長、漢那区長を通して、こういった行動をしてくれた漢那青年会を褒めて、今後の宜野座村の青年が役立つような形をやってあげればと思っていますので、漢那青年会にも感謝を申し上げて私の一般質問に進めていきたいと思います。 では1点目、宜野座村堆肥販売の取組。農作業や家庭菜園に活用し、地元だけではなく本村に来られたお客様にも求めやすい試みはできないか。1点目ですね、ペレット肥料の取組でございます。2点目、未来ぎのざでの取扱い販売についてでございます。 2点目、宜野座高校支援について。本村がこれまで宜野座高校への教育・スポーツに対して多くの支援をしていただき感謝しています。しかしグラウンドを利用するスポーツ環境に対しては充実しておらず、各部が思うように練習ができない状態がある。そこで学校周辺村内施設使用、整備提供はできないか、この2点を伺います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) おはようございます。新里文彦議員の一般質問にお答えする前に、先ほどありましたコロナ対応につきまして、職員に対して激励のお言葉をいただきました。まだまだ先が見えないところがございますけれども、今後とも地域の実情に合わせながら、柔軟に臨機応変に対応しながら、村民の暮らしと命、健康を守れるように取り組んでいきたいと思っておりますので、また議員からも引き続き御支援御協力を賜りますようよろしくお願いします。 また漢那区青年会の件がありました。私も自宅のほうで、このエイサーの曲が聞こえてきて、あれって、聞き間違いかなと思ったんですが、そうではなくて松田のほうまで回って来ていただいていたということを確認しました。本当に心が温まるというか、やはりコロナで私のほうも盆に関しては自宅でいるようにということで呼びかけている立場もありますので、そういう意味ではこういった若者の取組が、先ほど議員からありました御先祖さまのみならず、我々村民にとっても心温まる機会になったのかなと思っています。本当に青年会の取組ですね、すばらしいものであったと思います。 それでは一般質問に答弁させていただきます。今回2点質問がございまして、1つは堆肥販売の件、2点目は宜野座高校の部活動の支援等がございますけれども、2点目につきましては教育委員会に関する質問が多い、また高校との調整も教育長を中心に行っておりますので、答弁につきましては2点目は教育長のほうで答弁する形でお願いしたいと思います。 それでは1点目の宜野座村堆肥販売の取組についてお答えいたします。①ペレット肥料の取組についてでございますが、堆肥をペレット化することで粉末状の堆肥が粒状になるため取扱いが容易になり、追肥としての活用に加え、家庭菜園等に使用するにはとても便利な製品であるということを理解しております。しかしながら現堆肥センターにおいては、このペレット化の設備がないことから仮に宜野座堆肥をペレット化する場合は、従来の製造工程に対しまして予備乾燥、粉砕、形成、仕上げ乾燥、選別という工程が新たに必要となりまして、設備投資をする必要が出てきます。概算となりますけれども、設備投資費用としまして予備乾燥施設が約3,500万円、ペレット製造設備が約1,750万円、合計5,250万円が見込まれております。またランニングコストのほうとして想定されるものが、作業工程が増えることで人件費の増、また機械設備の電気料等についてもこれまで以上に必要になるということが予想されております。また現在、堆肥の売上げの状況につきまして、令和2年3月に堆肥購入補助を2分の1、50%に引き上げて以来、宜野座堆肥につきましては需要が増加しておりまして、堆肥センターで生産される堆肥のほとんどが、村内で購入されている状況にございます。現時点では需要と供給のバランスがちょうど取れているという状況がございます。以上のことから、現時点で宜野座堆肥のペレット化につきましては、材料の確保等も含めて、設備投資等も含めて考えたときに、もう少し検討が必要だと考えているところでございます。 ②未来ぎのざでの取扱い販売についてでございますが、未来ぎのざにおいて堆肥を販売した場合、土日、祝日を含めて購入することが可能になることから、村内外からの利用の増加が見込まれております。ただし先ほどの①で答弁したように、現在宜野座堆肥については需要と供給が均衡している状況でありまして、村外からの需要に対して対応することが難しい状況になっております。また村民に対する堆肥購入補助の取扱いについてでございますが、JAと同様の仕組みを未来ぎのざで行うには、補助金交付要項に記載されている対象者に該当するかを未来ぎのざ側で確認できる仕組みづくりが必要となります。そのほかとしましては、園芸センターのほうに確認したところ、以前にも宜野座堆肥の販売を行っていたということでございますが、金武町のほうでも堆肥生産を始めたということなどによる売り上げの減少などもあり、そのとき取扱いを中止した経緯もあるようです。以上のことから、村としましても本来であれば宜野座堆肥を多くの方々に利用していただきたいところでございますけれども、耕畜連携が堆肥センターの重要な目的であることから、原材料の確保も含めて現時点では本村における農業需要の利用に支障を生じさせないことを最優先にまずは取り組みながら、未来ぎのざでの取扱いについては、今後材料等も、製品などの増加などがあるようでありましたら、その際にまた検討していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) それでは3番 新里文彦議員へお答えいたします。 2点目の宜野座高校の支援についてでございます。これまで宜野座高校の村内社会体育施設の利用につきましては、学校行事による利用と部活動による利用が主なものとなっております。学校行事としましては、球技大会あるいは芸術鑑賞会といったものが総合体育館にて実施されております。部活動の利用につきましては、村総合グラウンド、村野球場を利用して女子ソフトボール部、野球部が練習に励んでおります。またラグビー部やサッカー部が屋内ドームを利用して練習を行うなど、各部が連携して学校内施設及び村内社会体育施設を利用している状況でございます。少人数の部委員数で練習を頑張っている部活動などは、今年度から村のほうで予算をつけています専門の外部コーチが指導できる日に合わせて技術練習を行っており、それ以外の日は体力増強のための練習を主に行っているとのことでございます。また昨年度からコロナ禍で施設利用が制限される状況が続いておりますが、村内の子供たち、宜野座高校の生徒たちに活動の機会がなるべく消失されないよう、コロナのガイドラインの方針に沿ってではございますが、練習場所の提供や大会会場としての施設利用など教育委員会として協力できるように努めているところでございます。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) もう一度最初から確認させていただきたいと思います。 まず5,000万円弱の設備投資費用、またさらにかかる人件費等々、こういったものがあるというようなことで、まずは今この堆肥が全部出ている。だけどペレットにしたらペレットが出るかもしれないということですね。利用価値が増える。必ずしも農家だけじゃなく、家庭菜園じゃなく、アパートに住んでいるプランターでの園芸栽培、また花とか、いろんな形での対応が可能になるんですよね。本村はフラワーガーデンなど、いろんなものを通して庭がない人にでも興味を与えるべきではないか、また農作業の効率化をよくするためにもペレットが必要ではないか。そういった面から、材料の取引先を増やす検討とかはないのか。今は村内で全部使われている。それ以外の豚ぷん、鶏ふんの受入れを検討されたことがないのか。その辺を確認させてください。 ○議長(石川幹也) 浦崎産業振興課長。 ◎産業振興課長(浦崎正人) 3番 新里議員にお答えします。 材料についてなんですけれども、現在宜野座堆肥は主に鶏ふんと牛ふんを使用して堆肥をつくっております。ただ鶏ふんについては、かなりほかの市町村からも引き取ってくれないかということで話はあるんですけれども、牛ふんのほうが村内の量ではちょっと厳しいという状況が発生します。またほかの市町村の牛ふんというのも、こちらのほうにいただけないかということでやっているんですけれども、牛ふんを提供できるというところがなくて、その辺は苦慮しているところです。あと先ほど家庭菜園とか、そういったものでも用途が広がるんじゃないかということがありましたけれども、堆肥センターとしてもそういった家庭でも使っていただけるような環境になれば、それは今後の販売についても安定してくるのかなと感じているんですけれども、現在の状況では、今農地で使われている堆肥、村内で生産されている堆肥というのが量のバランスが均衡している状況なので、これを逆に農業以外、家庭菜園の部分で需要が増えてきたときに、その農地分の確保というのが現状では難しくなっています。なので堆肥センターの余剰の堆肥が増えてくるような状況が継続して発生するような場合は、やはり新里議員がおっしゃられたほかの用途での増加を増やすために、そのときはペレット化とか、そういったものも検討する必要があるのかと考えております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) この検討するというようなことで、今お話がありましたが、この検討というのは、そのまま継続する、何かがないとできないということなのかな。計画的にペレットは、前回に話をしたときも機械の導入は可能と、含水比が問題だというような話がありました。含水比、では今販売されているペレットというのは、鹿児島から来ている、農協で買うのがど根性というペレットタイプなんですよね。これは鶏ふんだけです。三原でつくっていたのは豚ぷんだけです。一農家さんがつくっていたものですね、三原でやっていたもの。これはみんな閉めましたが。チャレンジしていくのが必要であって、今の堆肥と土を混ぜて、その赤土をそのまま袋に詰めてプランターに移すだけでも、それでも販売できると思うんですね。戦略販売的な検討はやらないのか。それとも挑戦はしないのか。その維持が目一杯で終わってしまうのか。先に行かないのかなというようなことで、圃場面積も併せて、需要は目一杯ということかもしれませんが、受入れられるのであれば何に対しても、鶏ふんだけでのペレットでもいいんですよ。必ずミックスされたものではなくて、そういったものの検討とか、その辺、今先ほど言っていた検討というものに対して、どんな検討をされているのか。もう一度。 ○議長(石川幹也) 浦崎産業振興課長。 ◎産業振興課長(浦崎正人) 引き続き3番 新里議員にお答えします。 現在、宜野座の堆肥センターで使用されているのは牛ふんと鶏ふんとかを混ぜてつくっているんですけれども、これを仮に鶏ふんは鶏ふんでペレット堆肥をつくるということになると、やはりそれぞれの工程が別々でスペースとか、そういったものが必要になってきます。そうなってしまうと逆に設備投資というか、堆肥センターの中の構造自体を抜本的にというか、大きな改修が必要になってくると思います。鶏ふんはかなり量があります。鶏ふんをペレット化する工程、またその牛ふんと残りの幾らかの鶏ふんを混ぜてつくる、2種類の工程が発生してくると、またかなり人件費とかが発生してきますので、結果的に経費がかかるということは、それを販売価格に反映させていかないといけません。現在の堆肥の販売価格よりかなり跳ね上がってくるということが予想されます。そうなったときに、農家がその価格に納得して購入してもらえるということであればそういう検討もできるかと思うんですけれども、その辺も含めて、現在は農地の分というのは確保できているので、農家が困らない部分で運営していく、堆肥センターもまた経費が高くかかるということは、それぞれ場合によっては村の補助金をもっと充当していかないといけないという状況も発生してきますので、総合的に考えて、その検討というのはそういったものも含めて検討してきている状況です。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 堆肥センターの経営につきましては、現在でも厳しい状況がございます。その辺を運営費に投資するのではなくて、そこを農家に還元する方向に持っていったほうがいいんじゃないかということで、堆肥の補助率を上げました。そういうことで堆肥も村内で循環されるようになりましたし、堆肥センターの経営としても売り上げが伸びたという経緯はございます。ただその以前になかなか販売ができないというときには、議員がおっしゃるようなペレット化したときにもう少しよくならないか、また違う製品なども含めてできないか、よそから材料を受け入れてやるとか、いろいろと検討した経緯はあるんですが、そのときにも堆肥センターのほうのオペレーターのほうもある程度年齢も高くなってきているというようなことも含めて、機械化したほうがいいんじゃないかというような話なども内部ではやっています。ただそのときのコストとか、今後の経営がうまくいくのかというようなことなどもいろいろ考えているところでございまして、何も新たな製品づくりについて、後ろ向きということではなくて、まずは現状の中で材料の確保の課題もありますので、そのあたりについては引き続きどういったことができるかというのは、現状でも赤字ですので、その辺は考えていきたいと思います。 ただ鶏ふんの話がありまして、以前も別の地域から鶏ふんを運べないかという話がありました。その際にちょっと出てきた話なんですけれども、鳥インフルエンザの件が地元の農家から懸念があるというような話があって、なるべく地域の中で収めたいと。よそから運んで来るときに、そこで鳥インフルエンザとか、そういった感染症的なものが広がっていくようなことも懸念されるので、受入れてほしくないというような話もあったと覚えています。その辺も状況を踏まえながら、今後どういう方向でいくかということは、担当課といろいろ議論していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) まずいろんな病気があるというようなことで、また取り入れてほしくないというようなことで、また宜野座村の農地面積に対して目一杯。だけど出てはいるけれども、事業自体は赤字というようなことで、では何をどういうふうに上げていくのか。先ほど課長も言っていたように、じゃあ村だけの金額で買えるのか買えないのかというようなことで。農協へ行って確認したことがありますか。同じペレットの値段で、宜野座村は取扱いできないのか。製作販売までできないのか。物すごい上がるというのは、じゃあ市販で売られている農協の取扱いが安いということなのかな。わざわざ船で運んできて販売していきているというのは。それを求めて農家は買うんですよね、また家庭菜園の方も買うんですよね。それ以上の金額を比較してから、高くなるというのか。それで利益があれば、まず難しいかもしれない、積算しないといけないというのも分かる、計画的に。だけどそれが利益になれば、運営はもっとスムーズにいくはずなんですよ、堆肥工場ね。どういった形で、じゃあずっと赤字のままで経営していくのか。何に投資して、先投資して、継続的な供給で、また利益、利潤を上げてですね、その事業を持っていくのか。この辺をちょっと話できませんか。先ほど単価に合わせた取組に合わせた検討をされているんであれば。
    ○議長(石川幹也) 浦崎産業振興課長。 ◎産業振興課長(浦崎正人) 3番 新里議員に引き続きお答えします。 恐らく金額の安いペレットのもの、販売されているものは、鶏ふんの乾燥されたもの、私の情報が確かならば、そういったものが出回っているということを確認しています。それは堆肥化したものをペレット化したものではなくて、ちゃんと発酵させてやったものではなくて、どちらかと言えば乾燥、その発酵作業というのを除いて乾燥して、出ているという商品もあると伺っております。そういったものとの比較になると、やはり金額的に安いものがあるかもしれないんですけれども、宜野座村の場合、やはり養鶏農家もおります、牛の農家もおります。堆肥センターの役割として、どちらかといえば堆肥をつくるということもあるんですけれども、牛農家の牛ふんの処理、鶏ふんの処理、そういったものも、それぞれ農家で産廃に出してしまうと、やはり経費がかかってしまう。その辺の支援という意味で、堆肥センターはそれを回収して堆肥化して農地に還元するという役割も担っておりますので、その辺も考えると、例えば鶏ふんに特化してペレットになると、牛ふんはどうするかというほかの問題も発生してきますので、その辺を総合的に検討していかないと、考えていかないと運営も厳しいのかなと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 以前に宮崎県のほうに、我々堆肥の品質向上ということで、現場視察などを行ったことがございます。その際に出てきたお話なんですけれども、やはり宜野座村の畜産から出る糞尿の量ですね、牛ふん、鶏ふんなどを考えたときに、あまり機械化などはしないほうがいいと。本土では畜産、牛舎などもかなりの頭数を抱えていたりして、畜産農家それぞれで堆肥などつくったりもしているような状況があります。やはりそういうところというのも、地元で消費できない量があって、逆に沖縄県で販売するとか、そういったものにやっていますよと、宮崎県、鹿児島県などはそういう取組をしていますよというような話が関係者からありました。今、村内においてはなかなかそういった材料の確保が難しいというようなことなど、またそういった本土の皆さんからすると、ボリュームがあるからこそ経費を抑えられるという部分は当然あると思うんです。今、宜野座村の場合だと今後の経営をよそからもどんどん集めて、畜産廃棄物を集めて経営を改善させていくのか。そのあたりは今後の展開としてはどうすべきかというところを今議論しているところです。ですから今の中では、課長が話をしていたように、現状としては村内で排出された畜産廃棄物を我々が処理して、それをまた還元していくというような形で止まっているところはあるんですけれども、今の状況ではまだ赤字が続いていますので、そのあたりの経営改善の中で次の展開とかというのは、また運営委員会等もございますので、そういったところの議論も踏まえながら検討していきたいと、議論していきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 検討していくというようなことで、まず理解はします。しかし、やはりこういったものは農家だけなのかな、それとも家庭菜園で楽しむ、またアパートでプランターで楽しむということも必要なんじゃないかと思います。いろんな形で宜野座が宜野座村の堆肥を使いながら、また対応していく。またそれに合わせて使いやすい形を、また戦略的に販売していけば、また広がっていけば、そういった赤字の解消も対応できるのかと思いますので、その辺はぜひ多方面、いろんな形から見て、上からも下からも横からも斜めからも見て、検討していただきたいということを伝えて2点目に入りたいと思います。 この未来ぎのざ取扱い、今農協1店だけやっていますが、今、コロナ禍ですよね、いつまで続くか分からない。そういった中でお家にいる、これが緊急事態がまん防になる。こういった中で、やはりまだまだ我慢を強いられる、新生活様式ですか、そういった中で時間があれば子供たちも手伝いに来てくれるかもしれない。そうしたら土日対応できる。農協は開いていない、取扱い店が1店なために。家族が休みのときには、そういった家族作業ができるんですよね。だけど材料は取れない。能率を図るとしたらどんな感じで捉えていますか、1店だけの販売業者だけに選定されていた。その辺、伺います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 未来ぎのざでの取扱いについては、私も以前に検討したらどうかということで、話したことがあります。先ほどもちょっと答弁しましたけれども、以前なかなか宜野座堆肥が売れない時期がございまして、その販路拡大のために未来ぎのざだとか、またメイクマンとか、そういった量販店などを含めてPRしたほうがいいんじゃないかということも内部でも検討した経緯がございます。宜野座堆肥自体を未来ぎのざで販売することは難しいことではないと思っているんですけれども、あとは仕組みの問題だとか金額の問題に影響があるかと思っています。理由としましては、JAで購入する場合には村の補助がついてきて販売できます、購入する時点で引かれる形で購入できますけれども。そうじゃない、未来ぎのざの場合にはそういった対象者が会員というのが確認できませんので、向こうで定価で販売するということであればすぐできると思います。ただそれに村民だから補助をつけてくださいと、補助金あるでしょうというような手続とかとなっていくと、また事務所持っていったりとか、そういった煩わしたが出るのかなというような気はします。その辺の仕組みをうまくやれば、どこで取扱いさせるかというところはあるんですけれども、できるのかなとは思います。ただ先ほど冒頭で答弁しましたけれども、園芸センターのほうで以前取扱った場合に、やはり取扱いの手数料的なものも発生してきます。だからその分をどうする、今の販売価格にオンするのかというようなこととか、その辺でこれはちょっと統一するということが難しかったというようなことなども聞いていますので、その辺も今取扱いができていないという現状、要因の一つということは聞いております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 前の未来ぎのざ取扱いの件とか、量販店の取扱いの場合には、現在村長がやってくれている補助率ではなかったと思います。それで出なかった、出すことができなかった。今はもう需要があって、補助率が大きくなって、村で需要が回っているというようなことであります。またそのシステム的にもやっているんですけれども。これが未来ぎのざで例えばですよ、土日、100袋、200袋買う人はいないよ、何袋かですよ。家族で手伝いするぐらい、今日は30袋、20袋、10袋かもしれない。だけど土日だけ。平日、わざわざ未来ぎのざにこの手続の煩わしさを踏んででも、公民館に持っていけば土曜日か、日曜日かの買った伝票を持っていけば、その補助率はもらえるんですよね、申請すれば。だから今ここが必要というときに、じゃあ何連休というときとか、家に買い置きができていないときとか、こういったときに農協が閉まっている。どこを頼る。だから1店だけの販売店だけでいいのかということですよ。参事、このシステムをどんなふうに考えますか。そんなに難しいことですか。 ○議長(石川幹也) 仲間観光商工課参事。 ◎観光商工課参事(仲間出) 3番 新里議員にお答えします。 今の補助金のシステムですが、農協のほうに確認いたしましたら、システムの変更をして、その補助金のやり方を行っていると。それを実際、未来ぎのざでやると、ちょっと厳しいんじゃないかという話をもらっております。その中身なんですが、村は村の補助金といたしまして一定して率が決まっていますが、各区になりますと各区で補助金が違う。また各区でも該当する人、しない人がいるというふうに話を聞いている中で、購入する一人一人に対してその登録を行っているのが、農協のシステムでございます。その中身をそのまま未来ぎのざでやると、そのシステムにかける金額はまだ確認をしておりませんが、その構築するシステムの費用がかかって大変になると。それを未来ぎのざの販売のところで行うと、一人一人に対してそれを聞いていくと、ほかのお客さん、そういった人たちがスムーズに購入を行えない、堆肥の販売だけじゃなくて、普通の購入するお客さんに対して迷惑をかけてしまう、そういったもろもろがあって、このシステムは厳しいんじゃないかという回答を行っています。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (10時37分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (10時38分) 仲間観光商工課参事。 ◎観光商工課参事(仲間出) 引き続きお答えします。 個人購入した人に対しての申請なんですが、未来ぎのざと調整した中で、先ほどのシステムを構築した話からですね、本来は個人で購入した場合に、各区、村で申請してやる方向に持っていけば、未来ぎのざとしても可能であるという話はもらっています。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) そうですよね。農協のシステム自体を持っていけということではないんですよ。ただ本当に販売できるのかというようなことだけを聞きたくて、そのまま補助率がない中に、先ほども言いました10袋、20袋、30袋しか買わないよと、土日においてはですね、また連休においてもそのぐらいしか買わないだろうと。農協だったら1パレット買うかもしれない。そういった中でやるかもしれないけれども、臨時的に、緊急的にというようなことでの販売は可能か。またそういった対応が可能かというような、販売的なあれでやって、その領収書を公民館に持っていけばいいというだけの話で確認だったんですけれども、説明不足で失礼しました。 そういった中で、やはり販売できるのであれば、この連休、また何時から何時までは閉まります、時間外、もうやりたい放題なんですよ、販売店が1店であれば。もう事業所の形に合わせてからの、農家は不便さを感じています。それを土日も開いている、また何時までというのは、夕方まで開いていますよね、向こうは。午前中は開けます、次は午後開けます、今度は今開いています、3時までですよとか、こんなわけわからない、紙1枚こっちに貼られてから、いついつからとやっても、急に必要なときには購買は開いていないんですよ。大型連休にしろそうですよね、土日にしてもそうですよ。必要なときに取れない。村長、販売店1店舗だけでいいのかな。その辺、どう思いますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 個人の家庭菜園的な利用ということであれば、未来ぎのざでの取扱いもまだ対応もできるかなと思うんですが、農家対応の分を未来ぎのざでやるとなると、ある程度ストックしたり、今調整すべきことが多々あると感じています。確かに今、JAのほうが経営上の問題でいろいろ時間帯を制限したりとかということもある程度は把握しておりますので、そういう課題はあるかと思うんですけれども。農家が使用するボリュームの問題ですね、別の場所で売れるかとなると、もうちょっと検討、考えていかないといけないのかなと。未来ぎのざでその対応というのは、現時点ではちょっと厳しのかなという感じはします。初めてこの話を聞いておりますので、今後ほかの場所で可能なのかどうか、必要性も含めて内部で協議したいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 未来ぎのざでの取扱いにおいて、未来ぎのざの利益も考えながら、そうした宜野座村の堆肥、また多くの人が来場する中で、宜野座村堆肥がこういった使われ方で、物すごいいいよというようなアピールもしながら、宣伝的な販売をやって、本当に農家だけではなく、土日休みの方でも購入してから、家族で菜園ができるような形も含めて必要だと。1か所だけではなく、ほかにも販売店があればいいというような思いで申し上げていますので、ぜひこの辺は検討されて、また村民、また村外から来た方からの販売であればもっと儲けが出るはずですよ。そういった中で利用しやすい、また知っていただきたい。それを今の時代に、家族で菜園を楽しむとかというようなことを含めて、幅広く手掛けるような形で、販路の計画を練っていただきたい。そういった面を要望して、この件は終わります。 2点目、宜野座高校支援について教育長の話を伺いました。そういった中で、まずいろんな施設を利用してやっている。また高校も教育長も御存じのとおり交代で部活動をグラウンド使用というような形でやられている。しかし今の部活の現状というのは大所帯、また少人数部活というようなことで7人制ラグビーでしたか、サッカーもまたソフトボールも。またソフトボールはソフトボールでほかのグラウンドを利用させていただいていますよね。そういった中で皆さんの協力の下できてはいます。しかしやはりサッカーなど、いろんな形で、パス回しとかいろんな形ですね、ゴールを狙うとか、そういった中にフットサルはあってもサッカーゴールはないですよね。壁当てもできるかもしれないですよ、その壁もない。ボールがいつも足にくっついているぐらいに、ボールを触っておかないといけない部活なんですよね。足の感覚ということ。またラグビーであったらスクラムぐらいだったら、鉄馬車押すぐらいだったらグラウンドで可能なんですよ。走りながらウイングを組みながら、パス回しとかというのもまた難しいんですよね。そういった中で、今全部コロナで、子供たちが我慢を強いられ、ましてや部活まで全部休めと、停止と。オリンピックはできる、プロ野球もできる、ゴルフもできる、いろんな観客が入っている、オリンピックは入っていないけれども。しかし挑戦することが、次のアスリートになるはずなのに、挑戦する機会もない。そういった中に子供たちはだんだんやる気が失せて、宜野座村の飲食業も閉まっている、バイトもできない。何にもできない。体を動かすことさえも駄目なら金を儲けることもできない。学校も分散登校は高校が今週までかな。子供たちが一日一日時間、日にちを大切しているように大人が決めたルールを大人が守りきれなくて、子供たちにしわ寄せがきている。もっと伸び伸びさせてあげたい。スポーツは野球だけじゃないよね。取り巻く環境の中では、そういったもの、外でだったらどこまではいいよという提案ができませんかということです。村内施設において、屋外で。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 3番 新里文彦議員にお答えします。 今年度は、今現在緊急事態宣言中なんですけれども、6月頃までは令和3年度においては部活動も時間等の制限がございましたができていますし、中学校においては中体連までは行われております。ただ8月4日の緊急メッセージの後、全国大会に出場するもの以外の部活は原則休止というように県のガイドラインが示されていますので、今はそれに従って休止しているところでございます。宜野座中学校の野球部は全国大会がありますので、今練習をしています。それ以外の部活については高校、中学、休止となっております。議員がおっしゃっているのは、ラグビー部とサッカー部の練習のことなのかなと思います。確かに総合グラウンドが空いているときには活用してもいいですよと話してはいるんですけれども、スパイクでの使用の際には、スパイクは禁止ということにしております。ラグビーとサッカーについては、芝生の摩耗が激しいものですから、スパイクを使う練習のときは高校のグラウンドの中でお願いをしてもらって、スパイクを使わないランニングとか、そういうのは可能ですよということにしていますけれども、利用頻度としては低い現状でございます。ですけれども、施設としては、今ある施設の中でしか調整できないので、宜野座高校のグラウンドですべき練習と、スパイクを履いての練習と、また走り込みやフォーメーションとかの練習は総合グラウンドを使えるように、時間を設定してうまく組み合わせていければ可能ではないかと思っています。それとサッカーゴールについては、今年一般用ではございませんけれども、村の備品として購入しました。グラウンドに置いていますけれども、ちょっとまだ使用していませんが、そのゴールを一般用でなくても、フットサルのゴールとかに比べると倍ぐらいありますので、シュートの練習は可能だと思いますので、その辺は希望があれば利用させたいと。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) まずサッカーなんかの場合は、普通の靴では蹴れないんですよね。教育長が言うのは学校でやってくれということ。テニスコートは何に使っているんですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 3番 新里文彦議員へお答えします。 テニスコートは正確な日付は記憶してませんけれども、10年ほど前に老朽化が進んだことと、利用者が年間を通していなくなったこと等もいろいろ考慮して、テニスの人口は、いるのですが、体育館のほうでやっている現状がございましたので、再生はせずに駐車場として活用しようということに、10年ほど前だったと思いますけれども、そういうふうに決定しています。今は御承知のようにキャンプ時など、阪神のキャンプ時などの駐車場として利用していますし、今月社協のほうから職員の駐車場が足りないということで、社協の周辺に車を停めていて、利用者から苦情があるということがございまして、向こうのテニスコートを借用させていただけないかということがございまして、借用を許可しているところでございます。そこは地面のほうも駐車場として利用していますので、砂利等も敷かれておりまして、スポーツするには適さないというか、けが等も想定されるような地面になっていますので、スポーツでの使用は難しいのかなと思っております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) テニスコートも開錠とかされたり、いろんな形で駐車場の借用が決まっているということですね。しかしやはり足に馴染みながら、そこにスパイク利用、本当に体力だけだったらグラウンドを誰が使ってもいいと思っているんですよ、私も。いろんな試合の中で、芝生で対応するんですね、ラグビーにしてもサッカーにしても。そういった中でモチベーションを上げて練習できる、宜野座高校でもできないんですよ、同じ土の上で。大会会場と全然違うんですよね。借りるにしてもお金がかかるんです、移動費もかかる。そういった施設をどこか提供できるところがないのかなということです。硬式野球は限られたところでしか練習できない。あとは体力づくりでほかの人たちと。阪神が来たときには練習はやっていません。ほかの部活動が活用しています。このときだけしか借りられない、ちょこちょこ交代はするけれども。こういった施設を提供できる場所はないのかな。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 現状の中でどういう施設が使えるかというところは、また教育長のほうから答弁があるかと思うんですけれども。今ありますように、サッカーのグラウンドについては、なかなか場所がないというようなことがありまして、村民からその設置について要望をたくさん受けております。そういうこともありまして、陸上競技場は今あるんですけれども、やはり阪神タイガースのキャンプということもありまして、なかなか使用が制限されているような状況もございますので、私としては陸上競技場を再整備するということも含めて、今検討を始めているところでございます。時間はちょっとかかるんですけれども、既存の施設の中で、また高校だけではなくて中学校もありますので、そういった中でスポーツ環境整備というのは必要だと思いますので、そのあたりは教育委員会と連携を取りながら対応したいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 新里議員へお答えします。 以前なんですけれども、ラグビーが宜野座高校が盛んな時期がございましたけれども、そのときは城原の公園を貸していただいた時期もございます。その辺、村内ですので宜野座村の城原区長の調整も必要なんですけれども、そういう過去の事例がありますので、その辺も調整はできるのかなと思いますし、サッカーについても村グラウンドの中でボールも今回購入していますので、スパイクをちょっとテストしてみて、どの程度傷むのかどうかですね、少年サッカーは使用していますので、その辺も教育委員会のほうで検討させてください。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 社会に出る前に、みんなと一つになって目標を達成して、またそういった頑張りが体をつくり、また心をつくり、世の中に出て行く子供たちです。そういった子供たちには、我慢も必要だけれども、チャレンジさせることがやはり最大ではないかと思っていますので、協力また成長も含めながら、こういった提供をやっていただければ幸いだと思いますので、その辺、ぜひ検討なさってまた学校側、また城原であれば城原区長、行政区ですね、対応していただければ私たちのほうからでもまたお願いにまいりますので、ぜひ情報提供とまた対応を切に願って、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(石川幹也) これで新里文彦議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (10時56分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (11時06分) 順次発言を許します。 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) こんにちは。議長のほうからお許しが出ましたが、質問に入る前に、やはり私も一言だけ感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。本当に長期間ですね、一年半以上、コロナと闘ってくださっている全ての皆さん、とりわけ村長をはじめ役場職員の皆様に、村民の一人として心から感謝を申し上げます。デルタやミューなど、変異株の登場やブレイクスルーなどが取り沙汰され、まだ終わりの見えない状況が続きますが、私たちも頑張ります。今後も粘り強い取組をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。では質問に入ります。通告書を読み上げたいと思います。今回は3点です。 1点目、名護高校附属桜中学校について。桜中学校の開校計画、うかつながらほとんど知らない状態で4月を迎えてしまいました。いつ頃からどこで、どのように桜中学校の開校計画があったのか、ぜひ教えていただきたいと思います。2023年の開校を予定していますが、桜中学校は1クラス40名、学力に特化したクラスになりますが、それが開校された場合、スタートした場合に北部地域の中学校、それから高校への影響にはどのようなものがあるのか。それからこれが一番お尋ねしたいことなんですが、桜中学校開校について、村長、教育長はどのような所感をお持ちなのか聞かせていただきたいと思います。それから私たちは、先ほどの新里議員のお話にもありましたが、宜野座高校、もうほとんど宜野座村立という感覚で私は捉えていますけれども、宜野座中学校と宜野座高校、この将来にはどのような展望が持てるのか。例えば連携校、一貫校ではないにしても連携校という方法もありますし、いろんな形で教育行政に関わっている教育長をはじめ皆さんにはアイデアがあるのではないのか、そこをお聞かせください。 それから2点目は、赤土の流出についてです。赤土の流出、これはもう二十歳になる以前から非常に関心を持っていたことです。先輩たちが、いつも赤土の問題を口にされるたびに、自分もいずれは後を継ぎたい、あるいは参加させていただきたいと考えていましたが、このままでは宜野座村の海はどうなるんだろうと心配でたまりません。現在行われている赤土流出対策にはどのようなものがあるのか、基本的なことからお尋ねしたいと思います。2点、赤土対策として沈砂池や砂防ダムがあるということを昨日の小渡議員の質問の中で確認できました。その機能と効果、これはどうなっているのか。それから基本計画ですけれども、91ページのほうにやはり環境問題が取り上げられています。その点についての進捗状況も伺いたいと思います。 3点目、辺野古基地についてです。今回、衆議院選挙がやがて行われます。村長には、もう何回も基本姿勢を問うてきましたが、改めてもう一度村長の気持ちをお聞かせ願いたい。それから新聞報道によれば8月17日、北部4首長ですけれども、要請行動に上京しています。その際の要請の内容、あるいは話し合いの内容をお聞かせ願える範囲でぜひ聞かせていただきたいと思います。以上です。よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) それでは2番 津嘉山議員の1点目、名護高校附属桜中学校開校計画について御説明いたします。質問の中の1の②について、村長、教育長の所感がございますが、私のほうで一通り説明をした後に村長のほうから村長所感を述べてもらうこととしていますので、よろしくお願いいたします。それでは津嘉山議員へお答えいたします。 まず1点目についてでございますが、沖縄県では中高一貫教育においては、これまでの中学校、高等学校に加え中等教育の一層の多様化を推進するため、生徒一人一人の個性をより重視した教育を目指すものとして平成11年4月に制度化されております。平成19年度には併設型中高一貫教育校、与勝緑が丘中学校、与勝高校が設置されました。また沖縄県は、平成22年3月に沖縄21世紀ビジョンを作成し、グローバルスタンダードの知的水準を組した人材の育成を図り、世界に通用する人材を輩出すると明記されました。これらを踏まえ沖縄県教育委員会では平成28年度に那覇南部地区に1校、開邦中学校開邦高等学校、中部地区に1校、球陽中学校高等学校の中高一貫教育校が設置され、その頃から北部地域においても中高一貫教育の必要性が検討され、令和5年度において北部初の県立中学校が開校することとなっております。去る8月20日付の琉球新報、沖縄タイムスに掲載されており御存じだと思いますが、名称は沖縄県立名護高等学校附属桜中学校、設置場所は名護高等学校敷地内に併設の併設型一貫校となっております。通学区域は県内全域、学級規模は1学級で40人、開校年度は令和5年度となっており、現在の小学校5年生が第1期生となります。卒業生はフロンティア科への入学となります。 2点目について、私の所感を少し述べたいと思います。桜中学校の開校は、中高と6年間の計画的、継続的な教育指導体制が展開されることから、教育環境が安定し、国内外の難関大学への進学への対応が図られ、グローバルな高い志を持つ北部地域の人材育成につながるものだと思います。北部地域から本村を含め、年度によってばらつきがございますが、年間40名から60名の生徒が中南部の進学校、開邦、球陽、向陽、那覇国際などへ進学している状況があり、その生徒が桜中学校へ入学を希望する可能性が考えられます。北部地域から中南部の進学校に通わずとも、県内外への難関校へ進学できるなど、グローバルな人材育成に特化した環境で学ぶことができると思います。現在、中南部へ進学している生徒の流出に一定の歯止めがかかるとともに、豊かな自然環境を生かしたやんばるで、多様な学びの機会の一つとして選択肢が広がることで、北部地区でも多様な人材を育てていく環境が充実していくものと思われます。ただし入学に当たっては全県下からとなっておりますので、かなりの難関になると予想しております。宜野座高校の生徒が極端に減少することはないと考えておりますが、いずれにしましても教育委員会としましては、桜中学校へ進学せずとも本村の児童生徒の個に応じた教育環境の充実を図るため、村営塾なども活用しながら本村の子供たちを育成していきたいと考えております。 3点目についてお答えいたします。沖縄県には中高一貫教育校の制度がございますので、可能性としてはあると思います。中学校と高校の連携についてですね。中高一貫教育校には連携型、併設型、中等教育学校の3タイプがございます。仮に中高一貫教育校を目指すとした場合、かなりハードルは高いと思いますが、それぞれの形態に特徴があり、現実的な可能性も含めてどの形態、どのタイプが宜野座村を含む近隣市町村から通う生徒にとってよいのかなどを検討する必要があると思います。また大前提としては保護者、近隣地域、教育委員会、宜野座高校、関係する団体など宜野座村全体としてのコンセンサスを得ることが必要だと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは津嘉山朝政議員の一般質問のまずは1点目、名護高校附属桜中学校について、私の所感を述べさせていただきます。 先ほど教育長から桜中学校設立の経緯や意義等について説明を伺いました。経緯の点で加えて申し上げれば、北部の医療体制が脆弱であるということの要因に、医師の確保が難しいということが挙げられておりますけれども、その理由の一つに子供たちの教育環境が挙げられております。子育て中の医師の多くが我が子の学力についても高いものを求める傾向がございまして、進学を目的とした中学校、高等学校の多い中南部圏域に生活の拠点を置くことが多いようです。現在北部地域の医療体制改善に向けて進めております公立北部医療センター整備に向けても医師の確保は継続した課題となっておりまして、今回の桜中学校開校による子供たちの進学に向けた教育環境整備も、医師確保のための条件を整えていくという背景も一つにあるということは認識しております。このことを踏まえて私の所感ですけれども、進学のために中南部に行かざるを得なかった環境が改善されるということで、保護者の経済的な負担も抑えつつ、子供たちがより高い目標を掲げ、その実現のための選択肢が増えるということはよいことだと思いますが、本村の子供たちに桜中学校への進学を進めるということではなくて、宜野座中学校に進学してもしっかりと夢が実現できるように、目標が達成できるように教育委員会と連携しながら、子供たちの成長を後押ししていきたいと考えております。 次に赤土流出についてでございます。①の現在行われている対策にはどのようなものがあるかということでございますけれども、村では各種開発行為によって赤土等が公共水域等に流出しないように必要な措置を講ずることを目的に、昭和57年に宜野座村赤土等流出汚染防止条例を制定し、赤土流出に係る村民などへの啓発、指導、助言、対策等に取り組んでおります。また県においては、平成7年に沖縄県赤土等流出防止条例が施行され、1,000平方メートル以上の開発に対しては、事前に流出防止対策の内容について、県が定める施設基準等に基づく審査が行われております。対策の具体的な内容について申し上げますと、軍用地内の赤土対策については、軍用地内の道路部分はアスファルト舗装やコーラル舗装、裸地部分、これはのり面も含みますけれども、裸地部分は種子吹付や被覆などとなっており、河川部分には貯留型砂防ダムを設置している状況であります。次に農地対策につきましては、県営や団体営の水質保全対策事業により、圃場の勾配修正、暗渠排水の整備、沈砂池の整備、グリーンベルトの設置等を行っており、また宜野座村赤土等流出防止営農対策地域協議会の取組として、定期的な農地のパトロール、工事のパトロール、グリーンベルトの設置やあぜ設置、マルチング、心土破砕の支援等を行っております。造成地、その他につきましては原因者の責任において、あぜや沈砂池の設置、ブルーシート等での被覆、のり面への種子吹付など対策を行っている状況でございます。 ②の赤土対策として沈砂池の機能と効果についてでございますが、村内にこれまでに設置された沈砂池の機能及び効果としましては、工事や農地等から流出した赤土等を含む流水が直接海域へ流れ出ることがないように、沈砂池において一時的に流水を滞留させ、土砂を沈殿させつつたまった水を地下浸透させる機能を有しておりまして、これにより赤土等の流出を抑制する効果を期待し設置されております。沈砂池の容量としましては、流域面積に対し1日当たり100ミリの雨量を受け止められる容量となっております。このため大雨が連続して発生した場合は、沈砂池が満水状態となりオーバーフローが発生することから効果が発揮されないことがございます。このことを踏まえた上で、漢那地域の沈砂池の整備状況についてでございますが、近年の事業としましては平成29年度から令和元年度において団体営水質保全対策事業(垣之外地区)、平成25年度から令和3年度において県営水質保全対策事業(宜野座村第5地区)を実施しております。この事業において沈砂池の改修が15基、新規設置が3基、補修2基の整備を行っております。今回の改修を行った沈砂池のうち4基につきましては、昨日も小渡議員の質問にございまして担当課長から説明がございましたが、試験的な取組ではございますけれども、沈砂池内にろ過施設を設け、平常時においても、ろ過をしつつ放流できる構造としておりまして、平常時に沈砂池に水がたまらない構造、さらに堆積した土砂の搬出を容易に行えるように改修を行っています。この結果、これまで以上に工事の許容水量が増加し、以前に比べ赤土の流出が減少していることを確認しております。今後も県と連携を取りながら、沈砂池の改修等を実施しつつ赤土流出防止対策に取り組んでいきたいと考えております。 次に3点目の前期基本計画91ページの(1)自然環境の保全と活用の達成状況と後期計画の課題については、この項目の位置づけとしまして、法令遵守を基本とし規制やパトロールによる監視、自然環境の保全と復元となっております。①の赤土流出防止対策や②の森林保全の取組などの継続が重要となっておりまして、引き続き施策の展開を各担当部所管の法令を基に進めております。令和2年度に実施しました村民アンケートでは、本村の魅力として山並み、丘陵緑地、河川、海、海岸などの自然等の回答が最も多くなっておりますので、後期計画においても継続して対応していきたいと考えております。 漢那福地川の進捗状況、計画についての御質問にお答えいたします。漢那リバーパーク整備と理解して答弁させていただきますけれども、平成26年度に立ち上げた漢那リバーパーク等整備検討委員会において、平成23年に策定されました漢那福地川整備構想図を軸に審議、検討を進めてきました。平成27年には道の駅ぎのざの認定、平成28年には重点道の駅へ格上げとされたことを契機に、宜野座村農産物直売センターや道の駅としての機能を活性化を図る目的で、沖縄振興特別推進交付金、一括交付金でございますが、活用して宜野座村観光拠点施設を中心とした整備を優先して実施してきております。また既存施設の課題としまして、駐車場機能の拡充が求められておりますので、自然環境の保全と活用を踏まえつつ、駐車場不足等の課題を精査しながら、さらなる漢那福地川一帯の活性化を図るため、今後の事業展開について関係課会議等で審議していくということになっております。 3点目の辺野古新基地についてでございます。(1)村長の基本姿勢の御質問の中の、今回も新基地推進派の応援に回るのかとの御質問、次の県外、国外を基本姿勢ということに矛盾はないかとの御質問でございますが、来る衆議院選挙での私の対応についての御質問と理解して、まとめて答弁させていただきます。これまでの私の各種選挙への対応について御質問があり、その都度答弁させていただいております。選挙の際の投票行動に関しましては、有権者それぞれが自らの判断基準で投票を行っているものと理解しています。辺野古移設問題を中心に考える有権者もいれば、また基地問題以外のことを重視する有権者、それぞれいらっしゃると思っております。私の対応として、現時点では正式に立候補表明などが行われていない状況でございますので、具体的な答弁は差し控えますけれども、私としましては以前から申し上げているとおり、地域や村民からの求められている各種要望事業の実現、村政の山積する課題克服に向けて尽力していただける候補者を支持していきたいと考えております。 次に(2)の8月17日の北部首長要請行動についてでございますが、今回の要請につきましては、次期北部振興事業についての要請でございました。まずは沖縄県及び東京都においても新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言中であるにもかかわらず上京した理由について御説明させていただければと思います。御存じのとおり第5次沖縄振興計画は今年度が最終年度となっており、現在沖縄県においては次年度以降の新たな振興計画を策定中でございますが、この計画の中にはもちろん北部振興事業も含まれております。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮し、北部市町村会としては上京はせずに要請書を関係機関へ送付する形で対応いたしましたが、今年度については北部振興事業の単なる継続や増額だけではなく、次年度以降の事業について制度設計の分で離島では難しい市町村連携の要件や、人口の少ない北部地域で事業実施を難しくしている費用対効果B/C要件の見直しといった交付要件の緩和についても、踏み込んで要請することとしており、当初は北部12市町村長全員で上京し、直接関係者に要請したいと考えておりました。しかしながら新型コロナウイルス感染症拡大は収まらず、上京のための日程調整を続けておりましたけれども、国の予算の締め切りとなります概算要求が8月末となっており、この概算要求に北部の意見を反映させなければならないということで、人数を絞り上京した次第でございます。要望した内容につきましては、依然として中南部との格差が大きいことから、北部振興事業の継続と増額、そして先ほど答弁させていただきましたけれども、交付要件の緩和が主な要請内容となります。また自民党沖縄振興調査会の小渕優子会長へも同様の要請を行いましたが、意見交換の中でダムがあることでの河川の河口閉塞の問題、また頻発する停電の問題、さらにはやんばるの森における貴重生物のロードキルの問題など、やんばるの課題について率直に意見交換を行い、各種課題の解決に向けた支援についてお願いをしているところでございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ありがとうございました。これから具体的な質問に入っていきたいと思います。 まず桜中学校についてなんですけれども、教育長にお伺いしたいと思います。現在、漢那、宜野座、松田、3小に入学するのではなくて、あるいは3小からこういった進学、あるいは学習環境を求めて他地区の小学校へ移動した、そういった生徒は何名ぐらいいますか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 2番 津嘉山議員へお答えいたします。 今、正確な数字はつかんでおりませんけれども、小学校段階で引っ越し、出て行っている児童は一定数はいます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 一定数というのは、10人、一桁台ということで捉えてよろしいですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けてお答えいたします。 そのとおりでございます。正確な数字は、先ほどもつかんでいないと言いましたけれども、一、二名だと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 優秀な子供たちが、自分の夢実現に向かって道を開いていく、それは誰にも止めることはできないし、あるいは進路変更を強制することなどはとてもじゃないけどできないことです。ただし私たちが心配しているのは、やはり北部地区、お医者さまになるほどの能力を持った子供たちが少ないという事情、脆弱性もいずれは解消しなくちゃならないと。この地域だけにとどまらず、より広いところでグローバルな形で能力を発揮しながら地域に貢献できる人材を育てたいと、そういうことだと思います。この中にもこう書いてあります、県のほうからですね。社会性豊かな人間性を育む異学年間交流を促進する。中高教員の交流事業を充実させる。北部地域に根指した特色ある教育活動を促進する。人材育成と教育環境の充実の観点から、平成17年以来検討してきたと。素朴な心配なんですけれども、いっぱい人材育成というのはこれまで沖縄県は行ってきたわけですよ。米国の肝入りの米留学、あるいは日本政府の肝入りの国費学生。皆さんも感じているとは思うんですが、私たちが送り出した優秀な人材は、一体どれほどのパーセントで地元のほうへ帰って来て頑張っていらっしゃるのか。村長のように、やはり地域に帰って来てリーダーとして頑張ってくださる方もいる。でも送り出した後姿を見送っただけで、帰ってきたときの表の顔が見えない、そういった状況も考えられるわけです。そこを一つ心配するのですが、やはり保護者の意識がどこにあるのかなと。今までどおり個人の幸せを追求しなさいと、これが当然の権利だと。自分のそういったふうな才能開花、これを第一に考えて地域のこと、親のこと、それらは後回しにしなさいと。そういったことでは、やはりいけないわけですよね。ならば私たちがやるべきことは、桜中学校以上の高い教育を私たちの子供たちに与えることなんです。その環境をつくり上げることなんです。宜野座村には、村営塾と呼ばれるような未来塾がありますね。それをどのように今後発展させていくのか。予算がある間だけは頑張るけれども、予算がなくなったならばこの事業はもう終わりますよ、そういったことになっちゃいけないと思います。村長、教育長からありました桜中学、球陽中学、開邦中学、緑が丘中学、そういったふうな進学校、それに負けないように今後どのように宜野座村としては子弟教育を考えていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 2番 津嘉山議員へお答えいたします。 先ほど私の答弁でも所感のほうで述べさせていただきましたけれども、桜中学校へ行かずとも、宜野座中学校に児童生徒の個に応じた教育環境の充実を図って、村営塾を活用しながらしっかり子供たちを育成していきたいと考えております。ただそこを希望して行く児童には、やはりそこは我々としてはその本人の希望でありますし家族の希望であります高い志を持っていくわけですから、それはそれでよしとしたいと思いますが、そこに負けないように宜野座中学校も塾を、まず今中学校2クラス、高校1クラスで運営していますけれども、将来基金化して継続するように、何年かは継続できるようになっていますけれども、その予算がなくても、何らかの財源を見つけて継続していくことで、中学校、宜野座高校の支援と村内の子供たちの人材育成をしっかりしていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ぜひ宜野座村の特色でもありますから、教育上の環境づくりに頑張っていただきたいと思います。 保護者の面でもお話を広げていきたいと思うんですが、あと1つは県立中学校ができた場合に、往々にしてというか、定石としてと言うんですか、優秀な教員が引き抜かれます。ここにもあるとおり中学校、高校の教員の交流を促進すると。新しい試みの中で、やはり優秀な、それなりの力のある教員たちが1か所に集められるわけですね。ですからここで私が言いたいのは、今ある塾の充実継続も当然ですけれども、教員獲得、前から申し上げているとおりに、できれば地元生え抜きの優秀な教員の獲得、そういったようなことも教育委員会としては一生懸命頑張っていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 2番 津嘉山議員へお答えいたします。 議員がおっしゃるとおり優秀な教員を獲得といいますか、人事異動で村内に配置してもらうというのは私の仕事でもございます。10月頃に国頭教育事務所で教員人事についてのヒアリングがございます。それ以前にいろんな情報を収集して、また本当に地元の先生の必要性というのは本当に感じておりますし、またその辺の情報もなるべく広げて、また議員も教員でいらっしゃいましたので、その辺の情報もありましたら提供いただいて、その辺は努力していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ありがとうございます。時間が押し迫っていますので、優秀な人材を集めて優秀な教員の下で充実した学習環境の下で教育をしていくと。これは開邦高校、H高校時代からの県の方針でもあるんですね。ただ教育は人格形成ですから、最終的な目的は。やはり学習一辺倒、あるいは学力最重視、そういったふうな地域や保護者の意識の改革は、私は必要だと思うんです。宜野座村においても、今ですね。そこらあたりは今の宜野座村の保護者は、きちっと自分の子供を人格形成を目標にして家庭教育を行っているとお考えでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 2番 津嘉山議員へお答えいたします。 義務教育は議員がおっしゃるとおり全人教育でございますので、学力、知識、教養ですね、それから地域との結びつき、個、団体との付き合い方とか人格形成とか、全て含めての教育だとは認識しております。ただしやはり最低限の学力は身に着けてもらわないといけないと思っていますので、学校の本分は学力を通しての人材形成だと、人格形成だと考えております。その辺は学力向上推進委員会の活動等を通して、保護者に周知しているつもりではございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) これで桜中学校の話は終わりましょうね。ただ今後、やはり宜野座村の子供たち、宜野座村の未来を支えていく、そういった人材を育てていくために、またお互い意見交換をしていきたいと思います。よろしくお願いします。 次に移ります。赤土流出の件です。現在、先ほど村長のほうからもお話がありましたけれども、宜野座村の海はほぼ死に瀕しているというのか、特に漢那区の場合には低地ですので、東からも北からも、それから西からも大雨のたびに赤土が運ばれて来るわけです。昨日の小渡議員の漢那区の大排水の色を見て、皆さんも十分御理解していただけていると思いますけれども、私たちが幼年時代、少年時代に過ごした漢那の海はもうありません。あの中で、今漢那区の一部の人たちが、もう長年なりますけれども、漢那区の海を取り戻したいということで、ボランティアで活動されています。漢那のビーチのほうに下りられた方は分かると思いますが、一面芝生で覆われています。砂を抑え込んでいるんですね。そして漂着物を毎朝拾い、台風の後には上がってくる海藻やごみを拾い、本当に献身的に頑張ってあれだけの海を今取り戻しているわけです。ただ最終的には赤土の壁が立ちはだかると思います。漁業の振興、これも大きな課題として村長は挙げられていますが、獲るだけの漁業から育てつくる漁業、あるいは生活を支える、海の仕事をする誇りを持って船を出して行く、あるいは海岸へ足を運ぶ、そういったふうな区民、村民の生活を取り戻すために私もこれから少し頑張っていきたいと思うんです。ここで一つお尋ねします。現在、宜野座村として赤土対策のために最も急務として取り組まなくちゃならないことはどういったことでしょうか、1点だけ挙げていただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 赤土の問題については、やはり一番大きな課題として挙げられているのは、農地からの赤土流出でございます。また赤土対策の一番のポイントは、発生源対策と言われていまして、まずそもそも農地から出さないというところが一つポイントだと思っております。そのことについては、農家の努力という部分はありますが、今本村においてはやはり土地改良事業を進めてきた経緯の中で、農地の勾配が厳しいと、きついというようなことから赤土流出が進んでおります。ですからやはり方法的にいろいろと課題はあるんですけれども、まず村としては勾配修正事業等のハード面の整備を進めることで、発生源対策の一番大きな効果としてなるものだと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ありがとうございます。確かにそのとおりだと、全く同感です。雨降り後、農地を歩いていると農地から流れ込んでいる、この赤土の恐ろしさ、これはつくづく感じることができると思います。皆さんもう既に御存じだと思いますが、やはり農家の意識の改革、それから土地改良に不備が、もし何十年も前の土地改良に不備があるならば、その改修をぜひやっていただきたいと思います。そしてパインをつくるための山林の開発から始まって、当時はアメリカ軍の演習も当然でしたけれども、山はもう赤茶です。その後、減反政策でお米が作れなくなって、キビへと切り替えられた土地の改良事業が行われました。もう50年以上にわたって、あの赤土が海に流れ込んでいるわけです。実際に海に入られた方は分かると思いますけれども、泥です。砂ではありません。そこでお聞きしたいんですが、こういった状況になって、赤土対策の専門のできれば科学的に研究されている方と村は連絡を取り合って、この泥を除去する、流れ込んだ赤土をどうにか片づける、そういった対策を話し合ったことはおありですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 やはり今の海の赤土の部分を除去するということよりも、まずは流れ込んでくるところを止めないと、除去してもまた上から流れ込んでくるということで、元も子もないということになりますので、現時点では陸地から赤土が流出しないようにというところを最重点に置いております。場所は変わりますけれども、以前に潟原地域の赤土の除去の話は工法によってはできるということを、當眞嗣則議員から以前から提案もありましたし、実際にそういうことも可能というのは個人的には確認しているんですけれども。ただ現状としては、先ほど申し上げましたとおりそういった部分に労力を注ぐというよりも、発生源、また流出しないような沈砂池等の改修に力を注ぐということで今向き合っているところでございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 確かに難しいと思いますし、村長がおっしゃることが筋だろうなと、まず発生源を抑えることだと思います。 あと1点ですけれども、宜野座村の各種団体がありますね、絵麻議員のほうからいつもお話が出ますけれども、花を育てていく、美しいまちなみづくりを頑張っているわけですけれども、各種団体に美しいなぎさづくり、美しい海岸づくり、優しい浜辺づくり、そういったことを呼びかける計画はありませんか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 各地域において海浜清掃、ボランティア団体作業等々で、地元の海岸などの清掃などを行っていると思いますし、またコロナ禍の前の段階ではそういったビーチを活用して、各地域でのイベントなどもありましたので、そういう取組は行われていると思いますが、これまで行われてきたと思いますが、特別に村でこのエリアをというか、浜辺に親しむような取組をしようということではなくて、漢那ビーチではイベントを開催したりとか、そこの活性化の取組というものは行われているかと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ありがとうございました。ぜひ区民や村民だけが楽しめる浜辺ではなくて、いらっしゃる観光客の皆さんとも一緒に楽しさを分かち合えるような、そういった海づくりを今後お互いで頑張っていけたらと思いますのでよろしくお願いします。 では辺野古基地の件について入っていきたいと思います。先だって、菅総理は総裁選不出馬を表明しました。一年間でこの政権は幕を下ろすことになります。現在、自民党では次期総裁の選挙に向けて血眼になっていますけれども。安倍総理から始まって菅総理になるまでの約9年間、言うことを聞き協力的な者には飴を与える。政府に対し、異論を挟んだり、あるいは反対の立場を取る者に対しては鞭を振るう。非常に脅迫的な政治姿勢が見られたと思います。稲嶺名護市長に対する、本当に露骨ないじめ、恥も外聞もないそういったような対応の次に、現渡具知市長へは丁寧に、温かい対応をしていると。あまりにも対照的で私は言葉を失ってしまいますけれども。仲井眞知事を大差で破った翁長知事との面談拒否も、安倍総理、菅官房長官の人間として、政治家として未熟な姿を露呈した対応だったと思っています。そういったふうな鞭と飴の政治手法が端的に表れているのが、私は再編交付金だと思うんです。再編交付金とは何かということでちょっと調べてみましたけれども、沖縄県の沖縄防衛局の広報「はいさい」というのを毎月私もいただいているんですけれども、その102号、2007年10月1日の記事の中に、「再編交付金とはどのようなものですか」という質問への答えがあります。皆さんも十分御承知だとは思うんですが、今これをテレビというのか、見ていらっしゃる村民の中にはやはり分からない方、あるいはまだ確実な知識を持っていらっしゃらない方もいると思いますので、少し紹介したいと思います。「再編交付金とはどのようなものですか」。「再編交付金は、在日米軍の再編によって生じる負担そのものの防止、軽減、緩和を目的とするものではない。再編による負担を受け入れていただいた市町村の我が国の平和と安全への貢献に国として応え、再編の円滑かつ確実な実施に資することを目的として交付する」と。協力してくれる市町村に払うものですよ、差し上げるものですよと言っているんです。それから「再編交付金の交付対象となる市町村は、どんな市町村ですか」。これは「再編により負担が増加する防衛施設が所在等する市町村のうちから、再編の円滑かつ確実な実施に資すると認める場合に防衛大臣が指定して交付する。例えば市町村長が再編に一定の理解を表明し、市町村において当該姿勢を保持している場合が対象として考えられる。しかしそれに限定されるものではなく、再編の円滑かつ確実な実施に資するか否かという観点から勘案します」、こう書いているんですね。協力するならばお金をあげますよ、反対するならばお金はあげませんと、この姿勢なんですね。そしてここで今初めて口にしますけれども、やはり同じような時期の中に、2014年4月4日の沖縄タイムスの記事の中に、小野寺防衛相の談話が載っています。先輩の皆さんは御存じだと思いますけれども、交付すべき宜野座村への再編交付金、これが一時ストップされているんです。その理由を彼はこう述べています。「當眞村長が、辺野古基地建設に反対を表明したことが一時停止の理由である」。その後で交付はしていますけれども、やはり私たちの見えないところで村長が御苦労されているんだなというのが分かります。ただ確認したいのですけれども、今年度のシュワブからの再編交付金はお幾らぐらいですか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (11時57分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時00分) 宇座企画課長補佐。 ◎企画課長補佐(宇座徳彦) 2番 津嘉山議員にお答えいたします。 再編交付金の令和3年度の交付金額は2億4,837万5,000円となっております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 基地が完成した後はどうか分かりませんけれども、2億5,000万円。2億5,000万円を10年間続けていくならば25億円。私たちは年間2億5,000万円のお金をいただいて、普天間の今抱えている不安、恐怖、それを引き受けることになるかもしれないということなんですね。そこらあたり、やはりこれから先しっかりと腰を据えて考えていかないといけないんじゃないだろうか、そういうふうに感じます。では8分しかありませんので、話を端折っていきましょうね。小渕優子さんが自民党の沖縄振興調査会会長を務めています。県内の保守と呼ばれている市長たちを集めてお話を聞いております。玉城デニー知事は1回だけ呼ばれたそうなんですけれども、6月2日の新聞記事によると、外間守吉前与那国町長。「基地の提供と経済はリンクしている、みんなが分かっていることじゃないか」、こう発言しているんですね。この発言以来、自民党の小渕さんが主催している沖縄振興調査会では、基地を提供することとお金をいただくことが一緒くたになって話が進められていった感じがします。実際そうだと思うんですけれども。県は、素案の段階で、今後築くべき沖縄のイメージ、「安全安心で幸福が実感できる島」、これを求めて県は頑張ると言っています。そして日本の南の玄関口としての沖縄の位置、これを生かして経済振興を果たし国に貢献すると言っています。ところが県の言葉とは全く違う形で、「国への貢献」という言葉が取り沙汰されるようになっています。現在ではですね、残念ながら。午前にも申し上げましたが、どうしてもお金、これでもって沖縄県を釣っていこう、そういったふうな傾向は今後も続いていくのかな、そういった悲しい気持ちになります。コロナのこの時期、国も地方も疲弊しています。そんな中で安倍首相が仲井眞知事と約束された、毎年3,000億円の振興費、これも2021年まで、今年度までという約束でありました。次年度は復帰50年を迎えていて、沖縄振興特別措置法も期限を迎えます。以前からこれを契機に沖縄県に対する振興費は削減され、完全に3,000億円を割るだろうと言われていましたが、案の定そうなりました。つい最近の新聞の報道では、2,998億円ということになってしまったわけですね。今後、本当に苦しい生活、あるいは政治家にとっては行政が続いていくことになると思います。宜野座村も調整基金ですか、「貯金」と呼ばれているお金は少しずつ少しずつ減っていく、あるいはがたっと減るかもしれません。とにかく経済的に苦しくなっていくことは目に見えているわけですね。そんな中で北部市町村会長ですね、本村の當眞村長、4人の代表と一緒に上京されています。16日から18日ですか。先ほど説明がありましたとおり、北部振興についての継続的な振興費、それから増額を求めて頑張っていらっしゃいます。そんな中で大きく振興費が削られていく中で、見事な成果を獲得されています。8月26日の報道によると、沖縄県の場合、特に北部についてお話しますけれども、北部振興事業費、これは非公共ですけれども10億円が増加しています。10億円の増で45億円。それから離島活性化推進事業も10億円増で25億円。本当に見事な成果を上げてこられたと思います。このような国も地方も緊縮へ向かう中で、北部の振興費が合計25億円を獲得されているわけですが、この成果を受けるにはどのような話合いがあったのか。いましばらく詳しいお話をお聞かせください。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 北部振興事業につきましては、基本的に5年単位で沖縄振興事業に合わせて前期、後期という形で10年の中の5年、5年という形でやります。今年度が最終年度となっておりまして、次期北部振興事業について、北部12市町村から要望を受けて、こういった事業がありますというのを提出して、引き続き各市町村からこのような事業があって、総額この程度になりますので予算確保をお願いしますというような形を提出しております。そういった積み上げの下で10億円という金額が出てきたんだろうと思っています。北部振興事業については、事務方がそういった基本的なやりとりをした上で、我々のほうは、またなかなか事務方ではクリアできない部分について、先ほどもお話ししましたけれども、要件の緩和といって、離島だとなかなか市町村間の連携事業が取りづらいということで、そういった連携を強化をしたり、これは公共の分野ですけれども、さっき話をさせていただいたB/C、費用対効果、北部は人口減少したりしていて、なかなか道路整備等難しいものですから、そういうものに活用できるような要件緩和、そういった制度設計の部分で我々がまた上京して実情を伝えつつ、また理解を求めたということでございます。各12市町村の要望事項を取りまとめて整理した上で国に上げた。その結果で10億円の積み増しになったと理解しています。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ではこの件については最後になりますが、宜野座村としてはどのような要望を出されたのでしょうか。 ○議長(石川幹也) 宇座企画課長補佐。 ◎企画課長補佐(宇座徳彦) 2番 津嘉山朝政議員にお答えいたします。 現在、まだ案の状態での要望ということでありますが、その中にリバーパークの今後の整備を含めて、中心地区の計画なども含めた形で要望しております。これまでも道路事業ですとかいちご園の事業とかも、引き続きできないかということで要望は上げさせていただいているところです。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ありがとうございました。 最後になりますが、菅総理の退陣後、やはり衆議院選挙はすぐにやってくるわけですけれども、村長のほうに再度質問させていただきたいと思います。村長の公約の中にあるすばらしい言葉で、私が一番共感できる言葉ですね。子供たちの光り輝く瞳ですよね。私たち大人は常に子供たちの目に見られている。子供たちに対して、私たちは胸を張って、常に正面から相手の目を見つめていくわけです。決して相手から目をそらして、子供の目から逃れるような形で生きていくわけにはいきません。そういう意味合いで再度、しつこいんですが、今回の選挙立候補まだ正式にはないんだけれども、1点だけに突出した形ではなくて、幅広い形で宜野座村のためになるような方を応援していく、そういうことになろうかと思いますという答弁がありましたが、それでよいと思います。ただやはり100年後を考えていただきたい。2億5,000万円、あるいは2倍になって5億円をもらって100年、200年間、私たちの子供たちを、普天間の今の子供たちの状況に置くのか、それで本当にいいのか。そこら辺りも考えられて、できたら今年、この慰霊祭で村長が誓われた「基地軽減のために力を尽くします。」という言葉。それからタイムスのアンケートに答えた、村長の回答ですね。そこら辺りに私は當眞村長の本心みたいなもの、それを感じています。いろいろ悩みは多いかと思いますが、100年先、200年先を見据えた対応をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) これで津嘉山朝政議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (14時13分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時20分) 順次発言を許します。 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ハイタイ、グスーヨーチューウガナビラ。皆さま改めましてこんにちは。笑って元気だけの眞栄田絵麻ナトーイビーン。チューンユタサヌグトゥウニゲーサビラ。一般質問をする前に、少し所見を述べたいと思います。さて新型コロナの感染拡大は昨年から1年以上がたち、見えない敵との戦いに疲れもたまっていることと思います。今年に入ってからも緊急事態宣言やまん延防止などの重点措置など、関連する規制が長期化しており感染の恐怖が広がる中、最大級と言われる感染拡大と医療の逼迫が続いております。そして助かる命も助けることができない。多くの命が失われていく最悪の状況の中、1年延期された東京2020オリンピック・パラリンピックが批判と混乱の中、7月23日から9月5日まで開催され、課題を残し全て閉幕しました。無観客という異例の大会となりましたが、高揚感も祝祭気分もない、とにかく大会が無事終わってほしいと願いつつ、選手たちへのエールを送ったのは私だけではなかったと思います。多くの人に共通する素直で最大の願いじゃなかったでしょうか。日本選手の大奮闘、県勢の大活躍はすばらしく輝くものでした。金2つ、銅3つ、5つのメダルを獲得。初の快挙を成し遂げ、県民はじめ多くの人々に感動と勇気をもたらし、子供たちに夢と希望を与えてくれました。しかし私たちは感染を予防しながら日常生活を送っておりますが、安心、安全、暮らしのために自分の命、自分の生活は自分で守る、それが一番大切ではないでしょうか。村内において感染者が増加しており、現在、療養中の方々には謹んでお見舞い申し上げるとともに、一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。また高齢者のワクチン接種を県内でいち早く実施してくださいました村長をはじめ健康福祉課の職員の皆様、ほかの職員の皆様、地域ボランティアの皆様、北部地区医師会の皆様には心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。一日も早いコロナの収束に向けて、私たちが今できることをしっかりと頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。それでは通告に従い一般質問をいたします。 1、新型コロナウイルスの感染対策と現状についてです。沖縄で新型コロナウイルス感染症が爆発的に拡大している。10万人当たりの人口比の感染者数も再び全国でワーストである。この第5波は、コロナ禍が始まって以来最悪の状況である。専門家はワクチン接種が感染者数を減らす有効な手段として呼びかけているが、本村の接種状況、PCR検査の状況について伺います。 2点目、コロナ禍から村民の命と暮らし、教育、地域経済を守る支援について。①生活困窮者支援の原状と課題とは何か伺う。②ひとり親家庭への経済的支援の原状と課題は何か伺う。③中小企業者、個人事業者への支援の原状と課題は何か伺います。④コロナ禍における災害時の避難施設における3密回避の対策を伺う。⑤コロナ禍における助産婦支援について伺う。⑥新型コロナウイルス、特に感染力の強いデルタ株の蔓延に伴い、感染する子供が急増しています。本村の児童生徒の保育園や学校生活にどのような対策を取っているのか。また課題は何か伺います。⑦コロナ禍による児童、生徒への心身への影響とそのケアはどのように取り組んでいるのか伺います。 3点目、村道中原線道路改良工事について。進捗状況を伺います。皆さんの誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 眞栄田絵麻議員の一般質問にお答えします。今回3点質問が出ておりまして、1点目、2点目と答弁させていただいて、2点目の⑦の部分につきましては教育関係になりますので教育長が答弁した後に3点目の村道中原線道路改良工事について答弁させていただきたいと思います。 まず1点目の新型コロナ感染症対策と現状についてということでございまして、まず初めに本村のワクチン接種状況についてお答えします。本村のワクチン接種率は、昨日も小渡久和議員にお答えした内容と重複しますけれども、9月2日現在、全人口6,140人に対し1回目接種率が53.68%、2回目接種率が46.5%となっており、うち高齢者は1,487人中1回目接種率が86.35%、2回目接種率が83.46%となっております。若年層の接種に関しましては、19歳から39歳の方を7月9日より、また12歳以上の方を8月2日より実施しております。8月30日現在、1回目接種率は10代が28.52%となっておりますが、昨日も申し上げました接種対象外の10歳、11歳を差し引きますと36.3%となっております。それから20代が36.87%、30代が49.78%となっております。 次に本村のPCR検査の状況についてお答えします。村で実施していますPCR検査については2種類ございます。1つ目に村民を対象に実施しているPCR検査費の助成事業です。対象者は無症状の方、濃厚接触者ではない方、陰性であることを確認したい方などとなっており、個人や団体がPCR検査実施機関で検査を行い、その検査にかかった自己負担分の費用、上限額はございますが、その費用を助成する事業となっております。9月3日時点で68名の申請を受け付けております。2つ目は村内の介護施設や放課後児童クラブ、小中学校などで働く職員を対象として、村が取りまとめて定期的にPCR検査を実施する事業を行っております。こちらは村が業務委託している委託先を通じて、令和4年3月31日までの間に約6回程度検査を行う予定としております。現在、対象施設が27施設ございまして、職員500名を予定しております。9月3日時点での検査実績としましては315件でございます。 次に質問の2点目のコロナ禍から村民の命と暮らし、教育、地域経済を守る支援策についてでございますが、①生活困窮者支援の原状と課題とは何かについての御質問にお答えします。生活困窮者につきましては、国の生活保護制度の公的制度等がございますが、そちらのほうは法定化されたものであり、これまでも対応しているところでございます。村内の状況としましては、保護についての相談や申請、決定数ともに増加しておりません。窓口への相談を受けた皆様には、適切な支援が行えるよう社協や関係機関との連携強化を行っているところであり、コロナ禍による新たな課題等は現在認識しておりません。ただし生活保護まで行かないものの、長引くコロナ禍の影響により経済的に厳しくなった皆様に対する支援策についても検討してきました。昨年度は社協の緊急貸付金制度を利用した230名の皆様に10万円の給付金として、合計2,300万円の支援を実施したところでございます。また沖縄県が委託して実施しています家賃支援や家計支援、その他の総合支援等についても相談に応じ、関係機関等へ紹介を継続して行っているところでございます。そのほかにも家庭における経済支援としまして、村内全世帯及び事業者に対して水道料の基本料金を減免しております。また昨年度に引き続き、今年度も村内在住の65歳以上の高齢者の皆様に対し、村内の商店等で利用できる1万円の商品券を配布しております。加えて収入が減少した障がい者、または障がい児の保護者に対し、生活の基盤の安定を図るために支援金を今年度も給付している状況でございます。 次にひとり親家庭への経済的支援の原状と課題についての御質問にお答えします。昨年度は子育てと仕事を一人で担う低所得のひとり親世帯について、子育てに対する負担の増加や収入の減少などにより、特に大きな困難が生じていることを踏まえ、こうした世帯を支援するためひとり親世帯臨時特別給付金の支給を実施しております。今年度につきましても影響が長期化する中で、低所得の子育て世帯に対し、その実情を踏まえた生活の支援を行う観点から、子育て世帯生活支援特別給付金を支給しています。なお給付金につきましては、それぞれ児童1人当たり一律5万円となっております。また財源面につきましては、国の助成金を活用しているところでございます。 次に③中小企業、個人事業者への支援の原状と課題についての質問にお答えします。今年度実施した事業者支援事業について御説明いたします。まず初めに外出自粛要請や3密回避行動の要請により影響を受ける事業者を対象に、宜野座村感染拡大対策緊急支援事業その4を実施し、今年度1月から5月までの売上げが、2019年の同月比30%から50%減少している対象事業者に対し、10万円から30万円の支援給付を行いました。申請の状況につきましては、宿泊業や飲食業、マリン業などなどございますが、合計しまして42件の申請があり、1,170万円の給付となっております。また感染拡大防止対策を推進するため、対策にかかった経費を上限5万円として給付する宜野座村感染症対策推進支援事業を実施しました。申請状況としましては、宿泊業や飲食業、その他職種はいろいろございますけれども、合計しまして41件ございまして、金額としまして172万9,880円を給付しております。課題としましては、沖縄県や国の実施するうちなーんちゅ応援プロジェクトや、月次支援金などの申請がオンラインのみで申請が主流となっている中で、オンラインに不慣れな事業者が多く、これまではコールセンターや村外のサポート会場を案内していましたが、それでも手続がうまくいかない方が多く商工会と連携し、その他補助金の申請も含めて申請手続のサポートを行っておりますが、1件の申請にかなりの時間を要している状況にございます。今後、国、県の情勢に注視しつつ、事業者に対し迅速かつ正確な情報提供を行うことや、事業者の状況や村に求める声を確認し、必要かつ有効的な支援策を講じてまいります。 ④コロナ禍における災害時の避難施設における3密回避対策についてお答えいたします。災害時の避難施設としては、各区公民館等を指定しております。漢那区公民館以外の公民館施設内と漢那小学校の施設内に防災備蓄倉庫を設置しており、災害時に必要な資材や備品等を保管しているところです。昨年度新型コロナウイルス感染症拡大を受け、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、避難者の感染症対策として手指消毒液、マスク、間仕切りテント、簡易ベット等を購入しております。また沖縄県から避難所にける新型コロナウイルス感染症への対応方針が示されており、対応方針に沿って準備を進めることとしております。現状としましては、主に台風襲来時に避難所として開設しており、少人数の避難者の対応のみとなっておりますが、マスク着用の徹底やスペースの確保、消毒液等の使用など対応をいただいているところです。今後の避難者受入れについても各区の協力を得ながら、3密回避の取組を進めてまいります。今後の取組としまして、避難者が安心して避難できる体制が必要ですので、間仕切りテントなどの準備や設置、動線の確保、衛生管理の徹底について各区と連携して訓練を実施するなど、対応できるように取り組んでまいります。 次に⑤コロナ禍における妊産婦支援についてでございます。妊産婦の支援に関しては電話、来所、家庭訪問等で実施しております。コロナ禍において、訪問を受けることを気にする方もいらっしゃいますので、電話などで確認し、希望があれば訪問対応、そうでない場合は電話での状況確認を行い、相談を受けるなどの支援を行っております。また母子手帳交付の際には、妊婦向けのコロナに関するパンフレット配布を行っております。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き6番 眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 2点目のコロナ関係の⑥でございます。新型コロナウイルス、特に感染力の強いデルタ株の蔓延に伴い感染する子供が急増している。本村の児童生徒、保育園や学校生活でどのような対策を取っているのか。また課題は何かについてお答えいたします。本質問の中には、保育園のことも含まれておりますが、保育園は村長部局の健康福祉課の担当でございますが、答弁としてはまとめてございますので、私のほうでまとめて答弁いたしますので御承知ください。 教育委員会としましては、5月の定例校長研修会において、変異株による感染拡大を懸念し、新型コロナ感染症に係る事案対処を作成し、各幼小中学校へ周知いたしました。主な内容としましては、学校と教育委員会、健康福祉課との連携体制の構築や、幼児、児童、生徒、同居家族から発熱などの風邪症状が出た場合などの対応について明記いたしました。今後、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、変更が生じれば随時更新していく予定でございます。各学校の対策としましては、毎日の検温、手洗いの徹底、給食時間の黙食、掃除時間の消毒、放課後に教室内の次亜塩素酸による噴霧、マスクの着用などを行っております。また保護者の協力も必要不可欠であり、同居家族を含め発熱などの風邪症状がある場合は登校自粛の依頼、登校後に発熱等の風邪症状が出た場合は早退の依頼をしております。教育委員会としましても学校と連携し、学校内でクラスターを発生させないよう対応しております。 次に課題についてでございますが、昨年度から今年度の幼児、児童、生徒の感染経路を調査しましたところ、ほとんどが家庭内感染でございました。幸いにも学校内で他の児童生徒へ感染し、拡大することは防ぐことはできましたが、家庭内での感染症対策の徹底が重要となってきています。そこで夏休み期間中には各学校からメールやホームページを活用し、家庭内での感染症対策の徹底を呼びかけました。先ほども申し上げましたが、学校内でクラスターを発生させないためにも、まずは家庭内における感染症対策の徹底が重要であり、引き続き家庭への協力をしていきたいと考えております。保育所につきましては、学校と同様の感染症対策を行っております。また小まめに検温をするなど体調管理を徹底し、保護者や業者の保育所への入室を制限するなどしています。課題としましては、保育園児は熱中症対策などの観点から、保育中のマスクの着用が難しいことなどが挙げられます。 7点目についてお答えいたします。昨日小渡議員へ答弁しましたものと重複いたしますが、御了承ください。昨年度の6月、9月の一般質問でもお答えいたしましたが、児童生徒が偏見や差別を受けないために各学校での人権教育の徹底と毎月の生徒指導、教育相談や教育相談アンケートを行い、悩みや不安などを把握し、心のケアを行っております。今年6月の臨時休業明けの学校からの報告では、悩みや不安などで心身への影響をうかがえる報告はございませんでした。また夏休み明けの児童生徒の様子については、現在各学校で調査、教育相談などを実施しております。引き続き児童生徒を観察し、ちょっとした変化も見逃さないよう注意を払い、心身のケアが必要と判断される場合においては、村派遣のスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーなどを活用して対応していきたいと考えております。今後においても新型コロナウイルス感染症の影響で先の見えない状況が続く中ではございますが、状況によっては健康福祉課、児童相談所や医療機関との連携を密にし、その児童に応じた必要な支援を行っていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは3点目の村道中原線道路改良工事について答弁させていただきます。 当事業は昨年度の住民説明会以降、事業進捗が滞っている状況にございますが、今年度につきましても同様の状況がございます。現時点において、事業着手するにはまだまだ条件整備が必要であることから、県との調整において今年度の予算については一旦執行を見合わせることとしております。村としましても、当事業を進める上でも地域住民の理解は最も重要と捉えておりますので、改めて説明会を開催する予定にしており、本事業の必要性や重要性などについて真摯に説明しながら、事業進捗につなげていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 御答弁ありがとうございました。それでは質問の前に、ちょっと村長に質問したいのが1点あります。 先ほど津嘉山議員のほうからも質問があったと思うんですが、8月21日の新聞記事の件なんですけれども。真意は理解はいたしました。しかし私が今ちょっと気になることなんですが、上京するに当たって、沖縄県では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態を宣言している中で、県をまたぐ移動の自粛が求められている中にもかかわらず、北部市町村会の首長たちが一緒に上京して、河野沖縄担当大臣とオンラインで、そこでオンラインで面談したという内容の記事でございました。多分村長も御存じだと思うんですけれども。私はそれを見て、読んで、どうしてもこんな状況なのになぜって。多分私だけじゃなくて、村民も疑問に思う方もいらっしゃるんじゃないかと思ったんです。ただ村長の真意を聞きたくて質問しているんですけれども、その件について村長のほうにも配られたかどうか分かりませんが、これは県から出ている要請内容というのがあります。これですね。これは皆さんに配られていたと思うんですが、その中に……、ちょっと読んでみますね。「沖縄県緊急事態措置に代わる対処方針の要請内容」という中にですよ、「都道府県間の移動、それから往来は自粛する、オンライン会議の活用などにより出張は控えること。やむを得ず往来する場合は、必ず事前に3日前程度にPCR検査を受検し、現地での会食を避け、そして沖縄に帰ってきたときは速やかにPCR検査を受検し、一週間家族以外の方との会食は控えること」となっております。これは職員のほうからも、役場のほうからもあと1枚配られておりましたけれども、その中にも同じようにその内容が書かれているんですね。その件について、その内容を認識した上で村長は上京したのか。その認識があったのか。私は危機感を共有しなければならない出張だと思うんですが、その件についてもう一度村長の真意を答弁なさっていただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 コロナ対策への質問だと理解して答弁したいと思います。眞栄田議員から、県からの方針について理解しているかということでございました。私は本村の対策の本部長でございますので、その内容については十分理解しています。その中で、議員からもありましたけれども、やむを得ず上京する際はというただし書きのようなものがございます。状況としましてやむを得ずということがありまして、先ほども答弁させていただきましたけれども、次年度新たな振興計画に代わるタイミング、新たな制度設計を求めていかなければならない立場、様々ありまして、本来であれば8月前半ぐらいに行く予定でしたけれども、これがどんどんずれてきて、あとは8月23日の週あたりに政府の方針が発表されるというような情報も入ったものですから、その前の週には行かないといけないよというようなことになりまして、人数を絞った形で上京した次第です。県の出張などの要項を見ますと、帰ってきた際にPCR検査をしなさいというようなことがありまして、出張時には義務づけはないと確認しています。それに併せて、私の場合は事前のPCR検査も考えたんですけれども、上京する際の検査は受けておりません。ただ帰ってきた際には那覇空港のほうで検査をし、その後、村内の宿泊施設に泊まって、また陰性を確認した上で業務にも復帰しているという状況でございますので、ルールを守っているところでございます。また東京でのオンラインという話が出ましたけれども、河野大臣とですね。河野大臣は現在でもいろんな場面でオンラインで出ているのを御存じでしょうか。河野大臣自体が、内閣府には出勤せずに仕事をしているものですからそういう形になりましたけれども、ただ我々は河野大臣以外にも防衛省にも表敬させていただきましたし、また内閣府の沖縄担当との意見交換、さらには沖縄振興調査会の小渕優子会長にも意見交換というか要請も予定しておりましたので、それで上京した次第でございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 新聞等では粗々しか分かりませんけれども、今の内容を聞いておりますと理解してもいいのかと思っております。しかしそういう緊急事態のときに、やはり気をつけてもらわないと、また村民の安心、安全のためにも、命を守るためにも、やはり首長として自分の体のこと、健康のことは常に御自愛いただきたいと思っております。その点については、理解いたします。 次に質問1ですけれども、コロナウイルス感染対策と現状について、先ほど詳しくワクチン接種の状況とPCR検査の状況について答弁をいただきました。ありがとうございます。順調に数字から見ても、パーセンテージから見ても順調に進んでいると理解していいのでしょうか。
    ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 我々としては、順調に進んでいると認識しています。市町村別のワクチン接種の状況について新聞等で定期的に出てきますけれども、その中でお気づきではないだろうというところがありまして、報告させていただきたいと思います。ワクチン接種率については、全人口に対する接種率となっております。それについては、今接種対象ではないゼロ歳から11歳の子供もカウントされております。本村の場合は、そのゼロ歳から11歳の人口が比率として多い地域でございまして、どうしても高齢化率の高いところの皆さんというのは接種率が上がりやすい、子供が多い地域は接種率が上がりにくい、そういうものがございます。ですからそのあたり、どこが多いとか少ないとかというところも、この子供の人口の部分というのが影響しているということは、ぜひ御理解いただければと思います。この件については報告させていただきます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ありがとうございます。その点も少し理解しております。とりあえず、やはりこの小さな村ではありますけれども、職員の皆さんの対応もすごく早いというか、発揮していただいて、また村民の人も誘導していただいて、その面については本当に感謝しております。みんなでやはり力を合わせて、これを乗り越えていかなければならないという意識の強さではないかと、私は認識しております。 PCR検査は、あくまでも検査時点での感染の有無を確認するものではないかと思うんですが、本村ではPCR検査の自己負担分の補助もしているということで答弁がありました。これも160何名でしたでしょうか、結構予約をしている方がいらっしゃるということで驚いております。ありがたいことなんですけれども、しかしこの感染していないことを確認する目的で検査を受けるのであればですよ、頻繁に検査を受けなければ意味がないと思いますが、その点はどうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 自分が感染しているかしてないかというものの確認のために、このPCR検査を利用するというようなことも心情的には理解しないでもないんですけれども。ただそこにはどうしても財源が必要でございますので、やはり我々としては例えば保育所で1人陽性者、発熱に伴って出たと。そういったときの濃厚接触者となる園児だとか、また先生方とか、ある程度絞った形でこのPCR検査を行うように対応しているところでございます。ただ個人的にどうしても受けたいという人もいるだろうということもございまして、村の支援事業につきましては2回まではそれを認めます。それ以上になりますと、もう毎週受けたい人も多分いると思うんです。そういうことになると、財源が幾らあっても足りませんので、それは整理して、感染したかもしれないと、万が一危ないなと自分で感じたときに対応できるように、2回までは個人の検査費用の助成というものは認めているという状況でございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) そうですね、現実は財政面では厳しい面もありますので2回まではということで、それに応じて受けていただくということも大事ではないかと思います。そのために多くの村民の皆さんに、ワクチン接種を受けていただくことが本当にいいんですが、村民の安全、安心、そして命を守ることにつながる、とても安心ではないかと思うんですけれども。昨日、村長の答弁でワクチン確保は9,000人分余りでしたでしょうか、そういうふうに聞いておりますけれども、確保をしているということでしたけれども、そのワクチン接種で、個別接種の実施はいつまで続くんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 6番 眞栄田議員にお答えいたします。 個別接種は、現在かんな病院、金武クリニックにお願いしまして、個別接種を進めています。あとかかりつけ医として奥間クリニックだったり、またその他の医療機関でも実際実施はされております。これが9月以降どうしていくかというのは、また9月現在の様子を見て、また病院のほうと調整はしていこうと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 分かりました。 これは今日の新聞だったと思うんですけれども、年代別でコロナウイルス感染の割合が高く、これが10代から20代の若者世代の課題だと言われております。接種したい、それから接種したくないという若者が何を考えているのか。もちろん宜野座村にもいるかもしれません。その中でのアンケートなんですけれども、県内の学生932人に取っているんです。そうしたら接種をした最も大きな理由といたしまして「感染や発症を防ぐため自分で決めた」と言っております。そして接種をしなかった、したくない大きな理由は「接種するか悩んでいる」、「将来的に体の副作用があると聞いたから」、そして「不安」「とても怖い」、そういった若者のアンケートの内容でした。若者への細やかな情報発信、それから接種しやすい体制が求められているんじゃないかと思いますけれども、宜野座村としても現時点でどう思っていますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 今の若者に対する話と、前に先ほど野辺参事が答弁したことに付け加えて申し上げます。 先週の土曜日、集団接種で追加をやりました。180名予定しておりましたけれども、実際は108名の接種となりました。そういう意味では、本村の予約というのも、今枠は確保しているんだけれどもなかなか埋まらないという状況もございますので、先ほどありましたとおり予約だとか、そういう相談等の状況を見ながら、今後の対応については考えていきたいと思います。 また若者に対する周知の件ですけれども、基本的にワクチンの有効性、また逆にワクチンが体に影響を及ぼすような話というのは、やはり専門的な見地の方々から発信してもらわないと、なかなか難しい問題だと思っています。接種するかしないかというのは個人の判断の部分がございますので、我々から強制などはしていませんけれども、今いろんな考え方もございますので、我々としましては若者たちに個別に接種を積極的に促すというよりも、そういう場所を設けておりますということを周知しながら、また若者に対するものについては国などの責任の下でやってもらったほうがいいのかと個人的には考えているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) そうですね。これは任意ですから強制でもありませんので。でもやはり安心、安全、それから命を守るためには最低限の接種が大事だということで専門家の方もおっしゃっていますので、村は村なりの体制づくりでやっていただけたらと思っております。この件については以上です。 次は生活困窮者支援の現状と課題についてということで答弁をいただきました。コロナ禍に伴う雇い止めとか休業などによる生活への大きな影響が出ていることから、今後生活困窮の相談が増加すると予想されますけれども、相談体制はどうなっているのか伺います。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えします。 村長の答弁のほうでもあったんですけれども、現状宜野座村の中で生活保護等の、本来国がやっています従来からある制度は、現状令和元年から令和3年、今年にかけて増加しておらず減ってきているところです。それ以外、生活保護に至らないまでもなくて、昨年来のこの経済的な困窮になった皆さんを、窓口は総合的には健康福祉課のほうで生活に関する全般について相談を伺いますけれども。その中で社協と連携して、また社協を通じて沖縄県が委託している機関への相談とか、そういったいろんな支援につなげるように、総合的に役場のほうは受けて、いろんな支援につなげるように、今それぞれ個人で対応を行っているところです。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よく分かりました。なるべくはそういう方が増えないように、また皆さんの窓口の対応はよろしくお願いしたいと思います。時間が迫っていますので、ちょっと急ぎます。 次はひとり親家庭の経済的支援の現状と課題についてもお伺いしたいと思うんですが、ひとり親家庭の親は、子育てと生計の担い手という2つの約来を一人で担うため負担が大きく、世帯収入も低い、そして生活実態も大体厳しいものがあります。コロナ禍で特に経済的支援を柱として取り組んでいくことが重要だと思いますが、村としても本当に取り組んでいる姿は理解しております。その中で、本村のひとり親世帯の数を教えていただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 続けて6番 眞栄田絵麻議員にお答えします。 昨年より、特別給付金ということでひとり親世帯の皆さんに支給を行っておりますけれども、令和2年で83世帯、対象児童151名いらっしゃいました。支援の給付金も1,383万円ということで、ひとり親世帯の皆さんに支援を行っております。令和3年、本年現在89世帯、対象児童167人ということで、継続して本年も835万円ということで支給のほうは終えているところです。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 手厚くひとり親世帯に対して、支援の手を差し伸べるということは、本当にすばらしいことだと思います。今、ひとり親世帯数の母子世帯数と父子世帯数の数をお聞きしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き 眞栄田絵麻議員にお答えします。 先ほど申し上げました世帯数に、こちらでひとり親世帯ということで母子、父子とも含まれているという、分けてではなくて合わせた数字がひとり親世帯ということになっています。母子父子の数は、今現在数字は持っておりませんので、また後で報告させていただきます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 後ほどお願いいたします。 そういうことで、課題もたくさんあると思いますけれども、その課題を一つ一つ村民の目線に寄り添って、そして助けてあげる、支え合い、励まし合い、そして共に一人も残さず幸せな生活が送れるように、皆さんの力も貸していただきたいと思います。 次は3点目の中小企業、個人事業者への支援の現状と課題についてですけれども、いろいろと中小企業者、個人事業者への支援はいろいろとやっていただきました。新型コロナウイルスの影響によって、いろんな事業が大変打撃を受けておりますけれども、関連業者の経営と雇用、そして地域経済への影響ですね。本村でも深刻な問題だと思うんですが、そのような危機的な状況に直面しながらも、事業者も企業も頑張っております。その点について、村長として今の宜野座村の地域経済活動への影響は極めて深刻ではありますが、その問題をどのように捉えているのか、お考えになっているのか、御答弁お願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほどのひとり親世帯ではないんですけれども、要保護、準要保護児童のいる世帯について、今教育課のほうで対応していますけれども、月に4,000円程度の食品を現物支給している事業なども行っておりますので、お伝えしておきたいと思います。 地域経済の状況ということなんですけれども、やはり飲食店、また観光業、宿泊、様々なイベント関係、また代行など、本当に幅広い職種で今経営が厳しいということを耳にしています。また村のほうでもいろいろ支援事業を行ってきておりますけれども、昨年とちょっと状況が違うのは、飲食店に関しましてはある程度国から、ある程度の一定の金額の支援があるということで、そういう意味ではどうにか持ちこたえることはできるのかなと思うんですけれども。それ以外の分野、宿泊だとかイベント関係に伴うもの、またアルコールが提供できないということで代行とか、タクシーとか、様々な範囲の皆様はかなり厳しい状況があるのかなというのは感じます。ですから答弁させていただきましたけれども、相談に併せて、また村ではカバーできない分野は国、県の事業を有効的に活用できるように、細かい相談等は担当課のほうでやっていますので、そのあたりの状況を報告させたいと思います。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けて絵麻議員にお答えいたします。 ただいま村長のほうからありましたように、経済縮小という意味でかなり大きな痛手は被っております。そういったことで、一番懸念されるのは村民の活動が縮小して、元気と言いますか、そういったところが発揮できるようなところが持てないという、イベントが全て中止となっていますので、そういったところが今一番懸念されております。それで先ほど村長からあったように、国、県が実施している支援事業というのは、ピンポイントで業種を限定して、ピンポイントでスピーディーに支援ができるという体制を取っております。ですから支援内容についてもオンライン化を取っているというような状況もございます。その辺でオンラインに精通していない高齢者の経営者もおりますので、そういった事業者の支援とか、そういったものが一番懸念される状況となります。それからその業種を限定しておりますので、我々が把握しきれない少数業種の中でも、コロナの影響を受けている可能性はあるというところは捨てきれません。ですからそういった情報を収集することが、今一番課題かと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 皆さんが本当に一生懸命寄り添って支援活動に重視しているところも理解いたします。とにかく国、県の支援事業は、やはり有効に使っていただきたい。まずはお金、一にも二にもやはりお金がないと動けない部分もいっぱいありますよね。だからそういったものはどんどん活用してもらうように、皆さんのバックアップ、後押しも必要だと思いますので、ぜひその点も地域経済の発展のためにも皆さんの協力、私たちもそうですけれども、できるところは協力していきたいと思いますので頑張ってください。よろしくお願いいたします。 次は4点目に入ります。コロナにおける災害時の避難施設についてなんですけれども、コロナにおける地震とか豪雨などの複合災害を想定して私は質問したいと思います。本村としてガイドラインに沿った対応を進めると思いますけれども、コロナ禍での避難所運営には、これまでやったことのないオペレーションが含まれていると思います。円滑な避難所の開設のためには、新型コロナウイルス感染症を踏まえた運営訓練の必要性を私は考えるんですけれども、備えあれば憂いなしで、安心、安全、命を守る、そういった対策ですね、避難所での感染リスクを下げる対策、そういったものは考えているのか。見解をお伺いいたします。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えします。 今後の大規模災害等、地震とか、そういった場合に訓練ができるかということだと思いますが、今現在、大規模関係に関しての訓練は自衛隊とか、そういった県の協力の下、訓練はやったことはございます。ただし地域に戻って、例えば各公民館での避難所関係の訓練に関しては、大きな訓練はやったことはございません。今後の課題となりますけれども、こちらに関しては県の避難所における新型コロナ感染症に対する対応というガイドラインも、対応方針もありますので、今年度このガイドラインの対応方針も確認しながら、各区の協力の下、今ある備品等がございますけれども、備品等の設営とか、このコロナ感染症の対応、動線とかも今後の課題とかになりますので、それも各区と協力してできるだけ対応できるように、今後も進めてまいりたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 補足で説明いたします。 今、総務課長からありました自衛隊との災害に伴う訓練については、平常時、数年前に行った経緯がございます。ただ議員がおっしゃるように、コロナ禍というような状況の中で、どう対応するかということについては、いまだ行っていないという状況でございます。その中で、備品等も拡充してまいりましたので、先日の行政連絡会議の際に区長会のほうにも備品の確認などを含めて、災害対応についてお互い連携して取り組みましょうということで声かけさせていただいております。ただコロナ禍という状況ですので、どういったメンバーでやるのか、人を集めてやるというのは難しい状況があります。各区の行政委員だとか、ある程度人数を絞った形でぜひ村と連携しながら実施できればと思っております。また議員各位の御協力を得ながら、各地域における災害対応について訓練が実施できればということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) コロナ禍での運営訓練もとても大切だと思います。コロナもいつ収束するか分かりませんので、これもまた時期を見ながらぜひ検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 5点目のコロナ禍における妊産婦支援についてですけれども、まだ記憶に新しいことなんですが、新型コロナウイルスに感染し、千葉県で自宅療養中の30代の妊婦が入院先がなかなか見つからず、そのまま自宅で出産し赤ちゃんが亡くなるという悲しい出来事が起こっております。そのニュースを聞いてとてもショックを受けました。このようなケースは全国でも起こり得るものだと思います。しかし全国的に感染した妊婦の搬送体制の強化を模索しているようでございます。また出産に関連した症状だけではなくても、妊婦は特に、妊婦後期は感染しやすいとも重症化しやすいとも言われていますので、この緊急搬送体制が逼迫する中でも、妊婦は優先的に搬送する必要があるのではないかと思いますが、本村として妊婦をどのように支援しどのように取り組んでいるのか。その点について御説明をお願いいたします。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (15時20分) 再開します。               (15時21分) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 コロナに感染していない妊婦、している妊婦というのはちょっとおかしいんですけれども、妊婦さんには先ほども答弁させていただきましたけれども、窓口、また来庁するのが難しい方は電話などで対応していると。コロナの件もございますので、そういった方々にはパンフレットを送付しながら情報提供をしているということでございます。また沖縄県は、この千葉県の事故があった以前から、コロナに感染された妊婦を受け入れる施設を専用に確保しているということがあるようですので、他県よりも先んじてこういう取組は行われているという情報は得ております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) とにかく感染した妊婦、それから感染しない妊婦、もちろん感染しないようにするのが一番大切なことではないかと思うんですが、そのときの皆さんの力というんですか、やはり妊婦さんの状態、それから体をいたわる気持ち、それをやはり重要視していかないといけないんじゃないかと思っておりますので、その点についても皆さんで見守っていってほしいと思っております。今の9月1日付の新聞記事では、沖縄県内の妊婦さんが感染した人数なんですけれども、162人だそうです。これは20代から30代が一番多いようです。気をつけましょうということです。 次は6点目に入りたいと思います。本村の児童生徒の保育園とか学校生活にどのような対策を取っていますかということで質問しましたけれども、夏休み明けの子供たちの様子はどうだったんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えします。 本村の小中学校につきましては、2学期のスタートを当初の予定どおり2学期スタートいたしました。マスコミ等で夏季休業の延長等が掲載されておりましたが、我々は感染者はおりましたけれども、感染者の感染経路を完全に追えていること。それから分散登校などについても検討いたしましたが、やはり高校のほうでは分散登校も可能なんですけれども、小中でいわば幼稚園も含めますと兄弟も多いことから、効果的ではないということと、それから先生方の2学期スタートするに当たり全職員をPCR検査いたしました。健康福祉課のPCR検査の事業を活用して、そういう不安を払拭して、しっかりした根拠を持ってスタートしております。そういう状況でスタートしたんですけれども、やはり2学期の最初の日ですね、登校控える児童生徒などもやはりおりました。人数で言いますと8月24日からスタートでしたけれども、4校の合計が33名の登校控えの児童生徒がおりました。それから濃厚接触者、または濃厚接触者と思われる者、それから風邪症状のある者での休みが32名おりました。2学期1週間スタートした状況では、9月6日の状況では登校控えは33名から20名になっております。最初の答弁で申し上げましたけれども、しっかりアンケート等を取って児童生徒を観察していますので、その辺は学校も2学期スタートして2週間目に入りますけれども、徐々に落ち着きつつあるということでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) いろいろと教育委員会のほうも頑張っていらっしゃるようです。先生方も。しかし夏休み明けた県内の小中学校で、新型コロナの感染の不安などから、登校を控える児童生徒が沖縄市、これは新聞に載っているので皆さんも御存じかと思いますが、1,000人以上いることが明らかになっています。この夏休み明けというのは自殺も多いと言われているんです。そういった精神面のケアとか、とても大切だと思うんですけれども、皆さんにとってどう学びを保障すればいいのか。それから命の安全が一番優先なのか、本当に保護者も教員も戸惑いがあると思います。そういった面でも、この感染しても病院とか宿泊施設も入れないという現状です。ですから学びの保障よりも命の安全を優先したいという保護者の気持ちもよく分かるんですよ。ですから学校に行きたくないという子供がいた場合には、どのように対処しているんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き6番 眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 先ほど話ししたのが登校控え、登校自粛の児童生徒となりますけれども、その場合は学校の中では出席停止ということになって、休みの扱いにはなりません。それは現在ガイドラインに、校長が合理的に判断する場合には出席停止の措置を取ることができるということになっておりまして、それは欠席扱いにはならないようになっております。その子供たちの学びの保障としまして、我々はこの2学期をスタートする前から、1学期からなんですけれども、タブレットを配布してございますので、オンラインをできるだけスムーズに提供できるような体制を取ってくださいと。またそういう研修もしてきました。現在、4小において登校控えしている児童生徒にはリモートで授業に参加している生徒もいますし、今日から始めている学校もございます。ただし体調不良で学校を休んでいる児童生徒には、まずは健康を取り戻してもらうことが第一でございますので、課題は与えずにしっかり休んでもらうこととしております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) いろいろと検討しながら対処しているということがよく分かりました。定期的に児童生徒の心身の健康状態を把握することが、とても大切だと思います。そして学級担任による家庭への電話とか、それから家庭訪問、そして児童生徒の家での過ごし方、それから困り感、不安など、そういったものなども担任の先生方とか皆さんも把握しているんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田議員へお答えいたします。 昨日も答弁いたしましたけれども、夏休み明けに面談あるいは教育相談アンケートを取っております。その中で、28件の相談件数がございましたけれども、昨日も話ししましたが、その相談内容としましては、保護者からとしては学習の保障はどうなりますかというのとか、そういう案件と、その他は全てコロナが心配、コロナが不安ということは記載されておりますけれども、これで特に心身的に追い込まれているとか、そういう相談はございませんでした。そうですけれども、学校のほうでもしっかり登校を自粛している生徒には連絡を取って、場合によっては訪問もして把握してございますので、しっかり今後も観察しながら、ちょっとした変化も見逃さないような体制を学校にはお願いしているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 把握しているということですので、常にそのような皆さんの行動で、子供たちを守っていただきたいと希望いたします。子供たちというのは、周りの大人の反応を見て状況を判断します。周りの大人が落ち着かないと子供も落ち着きませんけれども。大人が落ち着いていれば子供も安心して元気になります。表面上、元気な姿をしていても、ほとんどの児童生徒がコロナ禍の影響で少なからず悩んでいることはあると思うんです。ですから子供たちの一日一日を見守って、学校、家庭、そして地域と連携をし、子供たちの変化を見逃さない、そして命を守る取組も大事ではないかと私は思います。もう一度その点、御答弁お願いいたします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 この件につきましても、昨日答弁いたしましたが、人権教育を毎月行っておりますので、人権教育の中で担任、養護教諭等が入ってその辺、また子供たちのケアをですね、教育プラスケアということで取り組んでいます。これからもしっかりその辺は学校のほうとも連携を取りながら、しっかり子供たちを見守っていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 子供たちは宝です。ですから未来の子供たちのために教育委員会も一丸となって頑張っていただきたいと希望いたします。私からの提案なんですけれども、村長、教育長、お二人に私提案したいことがあります。お二人に学校の校内放送、子供たちを元気づけるために校内放送を使ってメッセージを発信したらどうかと思うんです。やはり子供たちのストレス解消のエクササイズということで、気分転換のためにもやはり村長とか教育長の言葉を聞くと、安心するんじゃないかと私は思うんですが、その点、村長、教育長いかがでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 学校の校内放送のほうで、元気を出すような取組をしたらどうかということでございます。防災無線などを活用して、私も何度か周知等をやっていますけれども。今、議員からありました提案につきまして、また教育長とも調整しながら対応したいと思います。私の声がもう少しよければ、進んでやりたいんですけれども、そのあたりについてはまた内部で調整させてください。ありがとうございます。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 御提案ありがとうございます。我々のメッセージで子供たちが元気になるのであれば幾らでもメッセージはしたいと思います。村長とも調整しながら、学校とも調整しながら、何らか子供たちを元気づけるようなことをしていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ぜひ検討してもらいたいです。村長の声は悪くないですよ、無線で聞いたら。とても私は、キーカサカサーしているとよくおっしゃいますけれども、このカサカサーもいいところです。でも子供たちのところに村長と教育長が行くというだけでも、私は子供たちが本当に元気になるんじゃないかと思います。ぜひこれはやっていただきたい。相談してくださいよ。また一般質問しますよ。ぜひお願いいたします。 最後に村長、コロナ禍の時代に生きる村民へのメッセージを一言お願いして、この質問は終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 村民へのメッセージということでございます。防災無線等でも呼びかけておりますけれども、長引くコロナ禍ということで、心身ともに、また経済的にも大変厳しい状況が村民の皆様あると思います。また大人だけではなくて、子供たちのそれぞれの貴重な体験の時間だとか、大切な時間を家にいないといけない、人を避けて行動しなければならない、そういった悲しい日が続いていると思います。ぜひ皆様協力しながら、これは一人一人、みんなで協力してコロナ禍を乗り切らないといけないということでありますので、引き続き基本的な手指消毒等など、メッセージ等も県から、また村からありますので、そういうことに基づいて行動していただいて、みんなでコロナを乗り切っていきましょう。また村としてもしっかりと皆様の声を聞きながら、支援策なども検討していきたいと思っております。今度とも力を合わせて乗り切りましょう。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 力強いメッセージありがとうございました。 それでは最後になります。質問3は村道中原線についてですけれども、平成30年11月19日に宜野座区行政委員会で説明を行い、地元同意も確認、そして平成30年12月14日、本村議会でも村道認定の議案を提出し同意したという認識をしております。村長の答弁では、執行中止ということでまだまだ長い道のりがあるということなんですが、課長、その件について答弁お願いいたします。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 現在、村長からの答弁にもございましたとおり、中原線の事業につきましては、昨年から事業進捗が滞っている状況ではございます。事業のほうは中止ではなくて、今年度は一旦執行を見合わせているような状況でございます。地域の方全員ではないですけれども、御挨拶もさせていただきまして、その中でいろいろお叱りもありましたし、また助言、励ましなどいろいろありました。そういった点を踏まえて、再度説明会を開いて丁寧に説明させていただいた上で、御理解がいただけるかどうかを判断していきたいと思いますので、今後ともこういた事業への御支援、御助言等ございましたらよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) これで眞栄田絵麻議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (15時40分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (15時50分) 一般質問の前に、平田健康福祉課長と新里教育長、お二人が絵麻議員の質問に対して追加答弁をしたいということがあります。 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) それでは、先ほど6番 眞栄田絵麻議員から御質問のありましたひとり親世帯の内訳数ですけれども、直近の数字として母子世帯数が84世帯、父子世帯数が8世帯、合計で92世帯のひとり親世帯がございます。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 眞栄田絵麻議員へ補足説明いたします。 学校の状況でございます。正確な数字を報告したいと思います。令和2年度で幼小中の陽性者は6名でした。令和3年度、今日現在において陽性者の数は18名でございます。療養中は2名でございます。今回の2名につきましては、学校がスタートしてからの感染者でございますので、そのクラスは学級閉鎖の措置を取っております。それで金武の診療所にそのクラスは全員PCR検査を受けて、学校PCRチームが発足して、それで受ける方法もあるんですけれども、かなりのタイムラグが生じるものですから、健康福祉課とも相談して、金武の診療所でこのクラスの子を全て検査をして、全て陰性でしたので学級閉鎖を解いております。 ○議長(石川幹也) 順次発言を許します。 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 皆さん、こんにちは。石川議長より一般質問の許可をもらいましたので、9月定例会、私の一般質問をさせていただきます。大きく分けて2つです。 1、新型コロナウイルスについて。これは小渡議員、眞栄田議員と重複しますが、①これまでのワクチン接種の状況。②これまでのインフルエンザの感染状況とコロナウイルス感染状況との比較。③新型コロナウイルス発生から今年令和3年8月末までのコロナ統計データ。 2、辺野古基地について。平成29年3月9日国会にて、自民党参議院議員、和田政宗氏の質問に対し、警察庁松本警備局長の当時の答弁。また平成29年3月21日、沖縄及び北方問題に関する特別委員会にて、自民党参議院議員、山田 宏氏の質問中に、白川政府参考人(当時)の答弁にて辺野古基地反対活動する方々、いわゆるオール沖縄の中に、これすみません、私の言葉で足りないんですけれども、以前私も反対派でしたので、純粋に反対する人たちがたくさんいます。ただここからです。一部殺人やテロを行った極左暴力集団、革マル派が反対活動に参加していると確認しているという質疑が国会でありました。それに対して村に聞きます。①村当局はこの事実を確認されているか。②地元警察署と情報交換など連携はあるのか。以上、よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは仲間信之議員の一般質問にお答えいたします。 まずは1点目の新型コロナウイルスについて、①これまでのワクチンの接種状況についてでございます。議員からもございましたとおり小渡久和議員、また眞栄田絵麻議員の御質問と重複しますが御了承ください。これまでのワクチンの接種状況についてでございますが、本村のワクチン接種率は9月2日現在、全人口6,140人に対し1回目接種率53.68%、2回目接種率が46.5%となっており、うち高齢者は1,487人中1回目接種率が86.35%、2回目接種率が83.46%となっております。また若年層の接種に関しましては19歳から39歳の方を7月9日より、また12歳以上の方を8月2日より実施しております。8月30日現在、1回目接種率につきましては、10代が28.52%となっておりますが、接種対象外の10歳、11歳を差し引くと36.3%となっております。それから20代が36.87%、30代が49.78%となっております。 ②インフルエンザとコロナウイルスの感染状況の比較についてでございますが、インフルエンザに関しましては市町村ごとではなく、都道府県単位の統計となっておりますので、沖縄県全体のインフルエンザ感染者数を報告させていただきます。2019年から2020年シーズンは2万4,785件、2020年から2021年シーズンは34件となっており、激減しております。一方新型コロナウイルスは2021年3月までに9,624件、4月以降、これは9月1日現在ですけれども3万3,586件と、御承知のとおり感染拡大しております。 次に③新型コロナウイルス発生から令和3年8月末までのコロナ統計データについてでございますが、年度ごとで整理しておりますので御説明いたします。令和2年度に陽性が確認されたのが41名、そのうち19歳以下が6名で全体の14.6%となります。20代から30代が13名となっており、全体の31.7%、40代から50代が15名、36.6%、60代以上の方は7名となっており17.1%となっております。令和3年度は9月1日現在、要請が確認されたのが88名と既に前年度の2倍となっており、内訳については19歳以下が36名で40.9%、20代から30代が29名で33%、40代から50代が14名で15.9%、60代以上が9名で10.2%となっており、前年度に比較し若い世代が多いことと、感染経路が分かるケースに関しましては家庭内感染が増えていることが特徴となっております。男女比を見ると、どちらの年度も55%対45%で、男性がやや多めとなっております。 次に辺野古基地についてでございますが、①村当局はこの事実を確認しているか。また②地元警察署と情報交換などを連携しているかについて関連がございますので、まとめてお答えします。議員御質問の内容について、村独自で関係機関に確認したことはございませんが、過去の新聞報道などに加え、同様の内容が平成28年9月の県議会において答弁があったことについて把握しております。極左暴力集団の件ですけれども、その団体が殺人やテロを行ったという部分については、確認しておりません。村ではキャンプ・シュワブゲート前などで基地建設反対運動等を行う方が逮捕されたことについては新聞報道等で確認しておりますが、警察署から辺野古基地反対活動をする一部の方々について、個別の情報提供はございません。ただし宜野座村内での開発などに伴う企業や個人において、暴力集団等に関する対象のおそれがある場合には、その都度石川警察署及び広域財団法人暴力団追放沖縄県民会議に照会を図り、情報を提供いただく体制となっております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) データをありがとうございます。今回の質問、私も新型コロナが国内で、日本で出してから4回目、5回目かになると思うんですけれども、中国の武漢から発生したと言われています。この新型コロナウイルス。去年2020年東京オリンピックが延期になって、今年やりましたね、無観客の中で。私はこのデータを今回出してもらったんですけれども、インフルエンザって毎年予防接種しますよね。大体どのぐらいの割合ですか。推奨はたしか65歳以上とかあったと思うんですけれども、そういうデータはありますか。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) インフルエンザの予防接種に関しましては、65歳以上の方は定期接種となっています。詳しい数字を持ち合わせていないんですが、約60%から70%の方が接種をされているかと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 野辺参事、ありがとうございます。 そうですよね、毎年インフルエンザの予防接種は行われております。大体が野辺参事が述べられたように60%から70%です。でも大体かかるんですよね。これ仕方がないですよ。本人の体調とかによって変わるわけですから。野辺参事、予防接種というのは予防をするためとは限らないんですよね。重症化を予防するのも兼ねていますよね。ということなので、あえて私が今回出してきたのは、今このコロナウイルス、あまりにも皆さん過敏に反応し過ぎていないかと思っています。コロナ禍になる前、国内で毎年あるインフルエンザAとかBとかありますけれども、国内でいいです。年間何名感染しているのか、陽性になっているのか分かりますか。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 1番 仲間議員にお答えします。 すみません、国内のデータを今持ち合わせておりません。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) お答えします。 ネット情報で申し訳ないんですけれども、2018年の厚労省が発表している人口動態統計によりますと、インフルエンザによる死亡者数が3,325人となっています。ただこれにつきましては、インフルエンザが直接死の原因になった方を対象としているということで、インフルエンザにかかったことで、自分がかかっております慢性疾患等が悪化して死亡された人数というものを加えますと、おおよそになりますけれども約1万人程度と厚生労働省のほうは発表していると聞いております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 今、村長が答弁されたとおり、大体年間インフルエンザにかかって亡くなられる方が3,000から4,000名。もっと言うと肺炎とか、肺が弱い人とかになるともっといっています。すみません、データが少ないんですけれども、これは各自調べてもらいたいんですが、2014年、2016年では全人口の約1割がインフルエンザにかかっています。全人口って何名が御存じですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) おおよそで1億4,000万人程度と理解しています。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 村長が、今1億4,000万人余り、大体が当たっているんですよ。私が調べた段階で言うと、4月時点で1億2,530万人余りです。これが日本人としての人口として言われています。4月時点で。そこに海外から来る、仕事、あるいは留学を入れるとそれぐらいいる可能性はあるんですね。だから間違ってはいません。その中の毎年ですよ、このコロナになる前、いいですか、インフルエンザに約1割かかっているんですよ。1億2,530万人余りで言うと1,200万人余りが国民の中でインフルエンザにかかっているんです。だからインフルエンザ予防接種をするんですよね。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) インフルエンザについては、毎年その感染がございますので、その予防のために村のほうでも支援して、インフルエンザワクチンの予防接種事業を展開しているところでございます。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 村長の言うとおりです。インフルエンザを予防するために、毎年村も予算を出して補助してかからないように、かかっても重症化しないように予防接種するわけです。全人口1億2,000万人余りの1割ですから大きいですよ。これは分かります。十分理解できる、これもやっていますから。 じゃあ次に行きましょうね。コロナが発生したと言われているのが去年、2020年1月と言われています。日本では。これまでに何名の方が陽性、あるいは感染者と出ておりますか。私が今日、昼間ですね、事務局にお願いして出したデータが皆さんの手元にあると思うですけれども、表裏1枚あると思うんですが、大きいのを見てください。今日昼間ですよ取ったのは。NHKのです。うちチャーター機とかクルーズ船を除いて、昨日までに159万3,330人。前日比は1万605人増えたということです。重症2,209人。死亡、1万6,462人。ここはちょっと覚えててください。退院138万967人。NHK調べ。おかしくないですか、このNHKのデータ。まず退院ってありますね。これまでに138万人入院したんですか、違いますよね。たしかこの新型コロナウイルス、武漢から発生したと言われているこのコロナウイルス。PCR検査によれば無症状も、陽性と検査で出ればカウントされるんですよね。そこら辺どうですか。
    ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続き1番 仲間議員にお答えいたします。 PCR検査で陽性と出ればカウントになります。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) そうですね、野辺参事。PCR検査でですよ。このコロナの唯一の陰性、陽性を判断するのがPCR検査と言われているんですよ。だけどNHKの発表は汚いね。退院ですよ。裏の数字を見てください。沖縄県におけるコロナウイルス感染症陽性者の状況です。これはまだいいですね、きれいに陽性者と言っています。感染者じゃないんです。県内にいきますね。見えると思うんですけれども、昨日現在4万5,757名の方がPCR検査で陽性となっております。うち残念ながら亡くなられたという方が……、すみません左側中段にありますね、死亡、退院、267名の方が県内でコロナウイルス感染症にかかって亡くなった方と言われています。この数字です。死亡退院の上、小さく書かれていますけれどもうち退院、なぜ退院になっているか、またおかしいんですけれども、先ほどの4万5,757名の方が県内で感染しています。陽性ですね。3万9,874名の方が既に、ここでは退院と書いていますけれども、無症状、あるいは自宅療養、入院を経て元気になっているんです。分かりますか。右側、火曜日の時点、那覇市で1万2,106名ってずらっと出て来て、宜野座村は中部保健所管内だと思いますので4,070名の方。解除、ここでは解除ですね、3,508名です。村長はいつもLINEでも、村が随時発表していますけれども、村では自宅療養者として発表されていますよね。どうしてそういうふうに決めたんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 自宅療養者という発表の仕方はしていないと思います。療養者ということでの表現をしていると思います。療養者につきましては病院で入院されている方もいれば、また自宅で療養している方も。療養という言葉については、国のほうもそういうふうに使っています。無症状とかですね。この件については、先ほどから入院がおかしいんじゃないかということでしたけれども、この感染症の第2類の指定されていることから、やはり隔離をしないといけないという前提の基になっておりますので、本来であれば入院させる、隔離にしても入院させる。だけども今病床が足りなくなって、ホテルとかそういうところに移動させて、陰性確認するまでそこで宿泊してもらうということなどで、国としては本来であれば入院ということで考えているので、退院という表現なのかと思います。そのあたりについては、村の状況においては療養者ということで表現させていただいております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 今のとても丁寧で当たっています。確かに自宅で健康観察の方も療養されているわけですからね。病院で入院されているのも同じですから、とてもいい表現なんですよ。ただ先ほどNHKとかマスコミは、既にイコール陽性じゃなくて感染者ですよ、発表しているから。読まれる側、見る側からするととても不安になるんですよね。それは皆さんも御理解していただきたいと思います。 私も6月のときにイベルメクチンとかいろいろ皆さんに質問させていただきましたけれども、私は正直言います。コロナワクチンに関しては、とても慎重に考えております。勉強中です。納得して打ちたい。だからまだ打っていません。言うとですね、いろいろ先ほどもありましたPCR検査が唯一のコロナ感染症を陰性だ、陽性だと決めるキットとしてやっていますよね。ただこのPCR検査キットを開発された方は2年前に亡くなられているんですけれども、生前コロナウイルスを調べるためのキットではないですよと本人言っているんですよ。ごめんなさい、今日はこの資料を持ってきてはいないんですけれども。というのもあるんですが、現状なぜかPCR検査キットが明暗を分けるような状況になっていて、私はとても気になっていて、いろいろ調べていって、前回イベルメクチンとか、何でほかに効くような薬ってあるんじゃないのって質問してきたわけです。で言います。村長、今、国が、菅総理大臣が訪米してバイデン大統領と面会して、その後にファイザー社の社長に面会して、日本にワクチンって交渉したからあるわけですよね。アストロゼネカとかモデルナとかいろいろありますけれども。ワクチンが実際、国内で打ち始めたのはいつからですか。村長、答弁で残したいのでお願いしたいんですが。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続き1番 仲間議員にお答えいたします。 医療従事者の先行接種が令和3年2月からスタートしたかと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 野辺参事、ありがとうございます。そうですよね。今年の2月です。医療従事者から。皆さんも一緒に医療従事者が頑張っているからって、医療従事者の方から先に打ちました。4月に入って段階的に75歳以上だったかな、高齢者から打つようになって、今ですよね。これは行政として仕方ないと思いますから、私は別にいいんですけれども。コロナワクチンって、接種は強制ですか。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続きお答えいたします。 強制ではなくて、希望によって接種するものになっております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) そうです。野辺参事ありがとうございます。強制ではありませんね、ちょっときつい質問でごめんなさい。あくまでも任意です。そうです。打ちたくなければ打たなくていいんです。ただ打たないと、このコロナにかかりたくないから、重症化したくないから打ちたいという人もいますよね。という流れで言うと私はですね、村長、課長の皆さんにも強く言いたいのは、打つメリット、打って後のデメリット、両方あるというのを村民のために出してほしいわけ。もっとオープンに。なぜか。厚生労働省も予防に効かないと言っている。重症化を抑えるのが期待できると言っている。それだけなんですよ。おかしいと思わないですかね。今年の2月から医療従事者関係を中心にまずはワクチンを打って、4月から全国民にまず高齢者が打つようになりました。去年は打ってないんですよ、去年1年間、ワクチンというものは。今年の3月末までに70万人いっていないんですよ。陽性と言われている人たち。そうですよね。ちょっと確認していないから、ごめんなさい。たしか6月のときの一般質問でも70ちょっとだったと思うんですけれども。今、医療従事者を中心に全国民約4割ぐらいですか、ワクチンを打っているにもかかわらず、村内では約50%、約半分の方がワクチンを打っているにもかかわらずですよ、予防はしないと言われているから仕方がないことかもしれませんけれども、どんどん感染が増えているんですよ。PCR検査で陽性者と言われている人たちが、150万人超えています。人口の1.2%になりました。これはどうなのかなと。インフルエンザでは毎年、コロナになるまでは約1割と言いましたよね、私。1,000万人余り。昨日の時点で150万人超しています。一つ違うのが分かりますか。そこで言います。インフルエンザのときの予防接種って、そこまで皆さん、もちろん行政側ですから予防接種はやりますけれども、今のコロナみたいに強く強くやっていましたか。どうですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 これはやはり感染症の分類、そういったものがありまして、行政としては国の方針にのっとった対応をしているところでございます。以前にも答弁したかと思いますけれども、今、第2類ということになりますと、やはりPCR検査に基づいて陽性となれば隔離しないといけないということも含めて、それも一つの法律になっておりますので、そのあたりについて我々としては国の方針に沿ってやっています。ワクチンの有効性、メリットとデメリットについてもっと発信すべきじゃないかというような話もありましたけれども、先ほども答弁したかと思いますが、村ではそういった専門的な知見を有していないというのが現状でありますので、そういったメリット、デメリットなどについては基本的に国のほうが進める話であると考えております。もちろん村としても、今ワクチン接種が進んだことで、あまり効果がないんじゃないかというような雰囲気もありますけれども、実際に高齢者の死亡率というのは、ぐんと減ったというのはまた一方では事実ですので、そのあたりについてもやはり現状としてはありますから、県のほうもワクチン接種について進めている方針ですし、我々もしっかりとそのあたりについて希望があれば接種できるような体制づくりを整えているということでございます。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 村長、私、6月議会の後に、ある女性の方から、議会事務局宛てに、私に連絡が来まして、女性の方です。お母さんです。ワクチンのことを教えてくださいと。村外ですよ、なのに私のところに来たんです。正直言って首をかしげました。でも私も子供を持つ親として無下にはできないので、いろいろ調べていくと疑義があるわけですね。納得できない部分が出てきたんです。そういうお母さんたちに出会いました。ママエンジェルスというお母さんたちのグループがあります。県内にもありまして、全国にも北海道とかいろんなところにあって、現在約2,600名ぐらい6月の時点でいるそうです。コロナが怖いけれども、子供たちに打つのがいいのか悪いのか、分からないから勉強しようと、そういう話から集まってきたそうです。分かる人は教えてって当てられたみたい。一生懸命勉強しました。皆さんも、お母さんですよ、勉強しているから。で言うと、このママエンジェルスのグループが、浦添市の松本市長にも会っています。松本市長は、このお母さんたちと面会をした後に、こういう広報を出したんです。はいさいこちらの市長室。全部読むと時間がないので抜粋します。「ワクチン接種は任意です。ワクチン接種を選択しない人がいたとしても、それを理由に非難されたり差別されることは絶対にあってはならないということもしっかりお伝えしておきます」。これなんですね。先ほど最初にもらいました、ワクチン接種は強制ではありません。任意です。首長として、浦添松本市長がそうおっしゃっているんですよ、村長。とても懇意にされている仲だとは以前聞きました。松本市長もそう言っていました。當眞村長もそういうPR、先ほど眞栄田絵麻議員からも、村長は児童生徒に応援する、頑張るという意味で、スピーチしてくれませんかという意味で、迷っている人たちのためにも判断できる材料を出すためにも、村長として何かアピールできることができませんか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) ワクチン接種の接種券には、これは任意の接種ですというのを明記してお送りしているところです。ただ松本市長がこのワクチンのメリット、デメリットというのを分析してそういう表記がされているのかどうか、ちょっと私は分からないので、後で参考に、コピーしていただきたいんですけれども。村としましては、やはりリスクがどうしてもあると考えている人が一定数いるということは理解しておりますので、そういうことも含めて積極的にワクチン接種をやりなさいというふうな、村民向けの周知というのは今のところはやっていないんですね。そこはワクチン接種の体制づくりをしっかりと整えて、それぞれが得た情報の下で、自分のワクチン接種をする、しないという対応について判断してもらって、我々はそれを受けたいという人たちのために準備する、そういうことで今のところは村でやってまいりました。ただ今、議員がおっしゃるようにワクチン接種の有効性、メリット、デメリットを行政がやりなさいというふうな話になりますと、一般的な話はできなくもないかもしれないんですけれども、そこにまた責任が伴ってくると思います。ネット情報とか、そういうことだけでいいのか。厚労省のものを分析しないといけないのか。そういったものも含めて、我々としてはそういうところに労力を割くよりも、まずは体制づくりだとか、コロナ対応について取り組んでいるというところでございますので、まずは松本市長の取組について、後ほど参考にさせていただきたいと思います。それを踏まえて、また今の件については検討したいと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 村長、前向きにお願いします。また浦添の松本市長だけがこういうふうにやっているんじゃないよという意味で、ある意味公人の方ですから出しましたけれども、大阪府泉大津市南出市長、この方もあえて出しています。抜粋します。「新型コロナワクチンの接種は強制ではありません。御本人が希望する場合に限り接種を行うことになります。また受けない方に対して接種を強要することや行動制限を求めるものではなく、同調圧力や差別は決してあってはなりません」。南出市長はフェイスブックもやっていましてフォローしているんですけれども。ここ最近国は、県は12歳以上の接種も可能になりましたと、とてもいい方向に言っていますけれども、私は何でかなと。3月のときに教育長からの答弁で、昨年の古いデータではあるけれども、全国で約6,300名の児童生徒が感染したが、一人も重篤化する人はいないと、教育長からもらいましたよね。で言うと、現状確かにワクチンを打っているにもかかわらず、村内でも県外でもゼロ歳代、一桁代、あるいは10代の児童生徒がぽつぽつ陽性として出ていますね。私だけかな、ワクチン打っているのに出てくるなんて。たしかに予防じゃないですからいいんですけれども。そういう意味では、とにかく私が言っているのは、後々になって、あのときの仲間議員の質問は、あほだなと言われたいぐらいなんです。ただここでは言いませんけれども、また次のときに出しますけれども、いろいろあるんですね。怖い話が。それはまだ一応議員としては確証を取ってからじゃないと出せないので、噂の域から出ないものを議会で一般質問するわけにはいきませんから出しませんけれども、確証が取れたときには皆さんと議論していきたいと思いますので、そのときはお願いします。これで1番目のコロナに関しては終わりたいと思います。 2番目の辺野古基地に関して。私、2年前の議会でいろいろ考えて、辺野古基地は条件付き容認と言いました。ただ私はもともと反対派です。だから言います。純粋に反対している人たちがいるからこそ怒っているんですよ。この記事にあるように、村長の答弁では確認されていない、これは仕方ないと思いますよ、隣の市ですから。だけど隣だからこそ情報把握、マスコミから、新聞、テレビ等で確認されているというのを聞いて、よかったです。村長、この革マル派。私が質問通告書出してから2週間以上たっていますから調べたと思いますけれども、どういう団体ですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 革マル派ということを、この2週間で個別には調べておりませんけれども、いろいろと安保闘争等、戦後の混乱期というか、学生運動とか、そういった際に過激的に暴力を用いて反対運動などを行ったと。また内部でいろいろと内ゲバと呼ばれるような闘争などがあったというようなことなどは情報としては把握しております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) ごめんね、村長。忙しい公務の中で。確かにそうですよ、調べるわけにはいきませんよ。私のほうで調べましたので言います。革マル派、先ほど村長の答弁にもありました平成28年県議会、当時自民党具志堅透県議からもこの質問は出されています。その後に、平成29年国会でも和田政宗議員とか、山田宏議員ありました。日本は法治国家です。憲法を守って、法律を守って、民主主義の中で言論の自由があるから、こうやって表現の自由があるから反対は反対、賛成は賛成と言えるんですよ。その中で、こういった革マル派、日本革命的共産主義者、同盟革命的マルクス主義派と出てきました。これはいわゆる革マル派。警察庁1973年2月の国会質疑の中で、破壊活動防止法、いわゆる破防法の団体の中に、この革マル派も入っています。16団体の中の1つです。1995年、余談ですけれども、あのオウムのサリン事件がありました。そのときにオウム真理教も破壊活動防止法に入っているんです。そういう団体が隣に来ていたということです。純粋に反対している人たちの中に、こういう怖いやつらがいるというのが私は許せない。だから誤解されるんだ。正々堂々と反対は反対と言っている人たちに、こういうやつらがいるから余計問題がこじれてしまうんですよ。だからこそ今回出しました。言いましょうか。私はもともと反対派です。けどいろいろ勉強をし直して、やはり子供もいる。今の現状を考えて、条件付き容認という立場で、その私がでも言っているんですよ。ただ村の行政としては、こういった破防法の団体にされているものの調査、連携はできないと思います。ただでさえこのコロナ禍だから。ただこういう状況がいつまでも続く、もしかしたらというのは、頭の片隅に入れておいてほしい。私たちは村民の生命、財産を守る立場でありますから、そういう意味で今回出しました。来ないほうがいい、いないほうがいい。そういう意味で出しましたので、皆さんにも情報共有という意味で今回出しましたので、よろしくお願いします。ちなみにこの革マル派ですね、全国に4,300名いるそうです。怖いなと思っているんですけれども。純粋に反対をしている人たちのためにも来てほしくない。堂々と言論で、表現でいいんですけれども、暴力は駄目ですから。村長、最後に、この件をお願いします。それで終わります。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 村では、独自で調査ということはなかなか情報も含めてできませんので、こういった新聞報道なども参考にしますけれども。こういった反対運動に合わせて、そういった、これは両方あると思います。反対運動に乗っかる、こういったグループもいれば、また賛成に乗っかる、そういったグループがいたり、そういったのはいろんなところで出てくるのかなと思います。ただ村においては、やはり辺野古の問題に関しての、例えば利権だとか、そういったものに乗っかった暴力集団がこっちに入ってくるというような話なども可能性としてはあるわけですので、そういったものについては石川警察署とも連携を取りながら情報を共有して、今も対応しているところです。今後もそういった村内含めて、こういった危険が及ぶことがないように、情報については敏感に意識しながら対応していきたいと、入手していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) そうですね。お互いに村民の生命、財産を守るためにもいろいろとアンテナを広げながら頑張っていきましょう。これで私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで仲間信之議員の一般質問は終わりました。これで本日の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会とします。(16時39分)...